トヨタとトランプ氏
2017.1.11

株式会社AWARDの渡邉です。今月の1月20日には世界が注目するイベントがあります。米国でのトランプ大統領の就任です。今までの大統領にない過激な言動を選挙戦で繰り返していたトランプ氏の就任ということで、どのような発言があるのか注目されるところです。

 さて、そんなトランプ氏の大統領就任を控え、その発言に注意を払っている日本企業があります。その最たる例がトヨタ自動車でしょう。先週トランプ氏のツイッターで、トヨタがメキシコに新工場を建てることについての言及がありました。あり得ない事、高い関税を払うべきだ、といった内容です。米国の労働者を守りたいトランプ氏にとって、米国の雇用を生まない外国で生産された車が米国に入ってくるのは我慢ならないのでしょう。

ただこれには誤解もあるようで、トヨタがメキシコで生産する車は米国向けに輸出する車ではないようです。しかし、米国はトヨタにとって大きな売上がある大切な国になります。そこの大統領から名指しで批判されたとあっては反応しないわけにはいきません。

そこでトヨタは9日に今後5年間に米国に対して100億ドル(1兆1千億円以上)の投資をすることを発表しました。毎年世界中で1兆円ほどを投資しているトヨタにとって莫大な投資額とは言えないかもしれませんが、トランプ氏に対するアピールの意味合いがあるのは間違いないと思います。

世界最強の国である米国の大統領になる立場ながらも、外国企業に対する名指しでの批判まで行うトランプ氏はかなり異色の大統領です。20日の就任会見でもなにか驚きの発言があるのかもしれません。トランプ氏の発言次第では株式市場も荒れることになるので注意したいところです。

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