今週の経済イベント【世界】
2016.12.12

株式会社AWARDの渡邉です。先週日経平均株価は19000円を超える場面が見られ、夜間の日経平均先物の取引では一時期19200円をつけるなど、非常に強気な相場となりました。トランプ氏の大統領選出で11月9日につけた底値から、大きな調整もなく3000円ほど上げていることになります。

さて今週は大きなイベントが控えています。13~14日にかけて行われる米FOMC政策金利発表です。ここで米国の政策金利が上げられることはほぼ既定路線と考えられており(ただし決定しているわけではありません)、その場の発表で来年以降の利上げのペースも示唆されるのではないかと言われています。利上げのペースが早まっていくようであれば、日米間の金利差が開いていくことになりますのでさらに円安が進む予想もできます。

そんな中、先週10日にはOPEC加盟国とロシアなどの非加盟国の会合があり、15年ぶりに原油の減産合意がなされました。OPECと非加盟国が減産で協調するのは、アメリカで同時多発テロが発生し需要が落ち込んだ2001年以来の出来事となります。このニュースを受けて、今週は原油価格がさらに上昇していくかも注目されます。原油価格の上昇は世界のインフレ率を押し上げる効果があるため、短期的には株価にも良い影響を与えることになるでしょう。

米国の市場では、ダウ工業株30種平均などの主要な指数で連日過去最高値を更新しています。米国の株高も日本の株価を支える大きな要因となっており、どこまで強気な相場が続くのかが気になるところです。外国為替でも1ドル=115円台といった水準まで円安が進み、約10カ月ぶりの円安・ドル高水準となっています。

FOMCで利上げが行われた後には、理想と現実のギャップから利益確定売りが進み、株価が大きく落ちる可能性などもあるでしょう。下げる要因は少ないですが、かなり特殊な上げ相場になっているので気をつけていきたいところです。

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