イタリア国民投票 【海外】
2016.12.2

株式会社AWARDの渡邉です。今週末は、イタリアにて議会における上院の権限縮小などを含んだ憲法改正に関する国民投票を控えています。6月23日に行われた英国のEU離脱を問う国民投票ほどのインパクトはないかもしれませんが、政治的なイベントとしては大きなものです。

現在イタリアの政治を主導するのはレンツィ首相ですが、今回の憲法改正案が国民投票にて否決された場合は首相を辞任する意向を示しています。そのため国民投票後のイタリアでは政治的な混乱が生じる可能性もあります。

国民投票の概要は下記のようになっています。

有権者数:約5200万人(400万人が海外居住者)
投票時間:4日(日)午前7時~午後11時
内容:憲法改正案の承認の可否

今回は出口調査が行われるため、投票後比較的早い段階で結果が分かる可能性が高そうです。開票作業は投票が締め切られる午後11時直後から始まる予定となりますが、開票から30分後には最初の予測が示されることになります。『賛成』『反対』の票数の差が大きい場合には現地時間5日の午前0~1時頃には結果がわかります。逆に票差がわずかである場合には午前2~3時頃の集計完了を待つ必要がありそうです。

今回の国民投票で問われている憲法改正案はイタリアの中央集権化につながるため、事前の情報としては否決される可能性が高いとされています。否決された場合にはイタリアのEUとの関わり方にも変化が生じていくことでしょう。

今年は、

英国のEU離脱
ドナルド・トランプ氏の米大統領当選
と反グローバル化を目指す勢力が政治の舞台で力を増してきた年でした。今回のイタリアの国民投票も、レンツィ首相の辞任からイタリアのEU離脱を問う国民投票に繋がる可能性があり、世界の反グローバル化を推し進める今年最後のイベントとなるかもしれません。米大統領選ほどの衝撃はないものの、世界の方向性に影響を与えるイベントとして注目していきたいと思います。

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