OPEC総会【海外】
2016.11.30

株式会社AWARDの渡邉です。OPEC(石油輸出国機構)という言葉は聞いたことがありますでしょうか?社会の教科書などで良く出てきた単語だったように思いますが、50年以上の歴史がある石油産出国の集まった組織になります。石油産出国の利益を最大化するために市場の独占を目指す連合体とも言えるでしょう。

そんなOPECの総会が、本日30日にウィーンで開かれることとなっています。ここ数年の間に急激に下がってしまった石油価格に影響を与える意味で、この総会は世界からの注目度が高いものとなっています。

今回の総会では石油の減産が合意されることが期待されており、もし実現すれば8年ぶりのできごとになります。ただし、各国とも原油の生産量を減らせば輸出から得られる収益は減ってしまうため、それぞれの国の思惑がぶつかりあっている状況です。

現在の加盟国は、

イラク、イラン、、サウジアラビア、リビア、アルジェリア等

で14カ国ありますが、そのうちイラクとイランは自国の原油の減産に抵抗の意思を示しているようです。また世界最大の原油産出国であるサウジアラビアも、他の国々が原産に合意しない場合には自国でも合意しない可能性があることを示唆しているということのようです。

合意が形成されない場合、原油の価格が低い状態はこれからも継続していくと考えられます。日本のような原油の輸入国にとっては経済的に良い面もあるのですが、世界全体で見るとインフレが起こりにくい原因になったり、株価が下がる原因になったりします。安定した世界経済が維持されるためには、安定した原油価格が求められると言えるでしょう。

なおOPEC加盟国ではないながらも、ロシアなどは経済のかなり大きな割合を原油の輸出が占める国となっています。原油価格の動向はロシアの経済にも多大な影響を与えます。身近なところではガソリンスタンドでの給油時くらいしか感じられない原油価格ですが、世界全体にとっては意外と大きな影響があるということですね。

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