トランプ大統領誕生へ【海外】
2016.11.10

株式会社AWARDの渡邉です。昨日は米国大統領選の投開票が行われました。世界中が注目していた民主党・クリントン候補vs共和党・トランプ候補の対決でしたが、事前の予想を覆しトランプ大統領が誕生いたしました。

多くの米国メディアがクリントン氏の当選確率を90%程度とする中でのトランプ氏の大逆転勝利でしたが、これは既存のメディアが多くの米国民の声を反映できていなかったことを示すものでもあるでしょう。ほとんどのメディアがクリントン氏の支持を表明していたわけですが、最終的に米国民はトランプ氏を選んだということで民意とマスメディアの考えに乖離があったのは確かだと言えます。

トランプ氏の当選で不確実性が増した市場では、一時期ドルが売られ円が買われるとともに大幅な株価の下落を記録。日経平均株価は一時期16111.81円とその日の高値から1300円も下落しました。ただし、その後の動きで興味深いのが夜間に日経平均先物が大幅に買い戻されたことです。10日朝時点の日経平均先物価格は17250円とほぼ選挙前の水準まで戻しています。

今回大統領選とともに米国の議会選挙も行われており、上院下院ともにトランプ氏の所属する共和党が過半数の議席を取得しています。トランプ氏にとって様々な政策を実現しやすい一方、仮に政治経験のないトランプ氏が政策面で暴走することがあっても共和党の他の議員による抑止力が働くことが予想されます。

またトランプ氏が掲げる政策が経済に好影響を与えるのではないかと評価し直されている一面もあるようです。大統領選の結果を事前予想できなかった米国メディアも、手のひらを返してトランプ氏に対するポジティブな言論を出し始めています。パフォーマンスともとれる選挙戦での言動が目立ったトランプ氏ですが、実際の大統領としての手腕に注目が集まることになります。

ブレグジットに続いて世界を反グローバリゼーションへと巻き戻すことになるであろう結果でしたが、日本にとってもTPPや安保条約などの面で今までと違った米国との折衝が求められることになります。トランプ氏の出方次第なところもありますが、今後の流れは注意深く追っていきましょう。

カテゴリーから記事を探す