米国大統領戦、明日に【政治】
2016.11.7

株式会社AWARDの渡邉です。米国大統領戦がいよいよ明日に迫ってきました。最後の週末ということヒラリー・クリントン氏、ドナルド・トランプ氏ともにこの土日は支持固めに走り回ったようです。世界の流れをかえうるこの選挙。ここしばらくの米国の流れを振り返るとその位置づけが見えてくるかもしれません。

二大政党制となっている現在の米国ですが、共和党と民主党は政策が大きく異なります。小さな政府を求める共和党と、大きな政府を容認する民主党。主な支持者層は共和党は白人の方々で、民主党は白人、黒人、ヒスパニック、アジア系と多様な方々になります。政策の方向も支持者層もはっきりと異なっており、日本の政党に比べるとその差は際立ちます。そんな中でここ数十年間は政権を2つの党が交互に担ってきた流れがあります。

米国の現在の大統領はバラク・オバマ氏。第44代の米国大統領であり、民主党から出た大統領となっています。初の黒人の米国大統領であり、多様性を代表するトップとして支持を獲得したと言えるでしょう。その前の第43代大統領はジョージ・W・ブッシュ氏。共和党出身です。そしてその前は民主党のビル・クリントン氏。その前は共和党のジョージ・H・W・ブッシュ氏(第43代のジョージ・W・ブッシュ氏の父)となっています。

つまり、

共和党→民主党→共和党→民主党

とほぼ8年毎に交互に大統領の出身政党が変わってきているということになります。これは変化を求める世論の影響が大きいのでしょう。そんな中で、今回ヒラリー・クリントン氏が当選すれば久々に民主党が連続で政権を担うことになり、米国における大きな政府、多様性が認められる社会がより確立することになるでしょう。実現すれば民主党出身の大統領が連続となるのは1961~1969年にかけてのジョン・F・ケネディ氏、リンドン・ジョンソン氏以来となります。

ドナルド・トランプ氏はどちらかというと移民への排他的な発言などが目立ち、古い米国を取り戻す的な考え方を重視していると言えます。6月23日の英国国民投票では多くの方にとって予想外であったEU離脱という結果が出ましたが、トランプ氏が当選した場合にはそのような反グローバリゼーションの流れに世界が向かうことを指し示す結果になると考えられます。

どちらになるにしても世界一の経済・軍事大国である米国の新しいトップはもうすぐ決まります。結果に注目していきましょう。

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