現FRB議長イエレン氏【海外】
2016.10.4

株式会社AWARDの渡邉です。世界の市場に大きな影響を与える人物を3人挙げるように言われたら、わたしは以下の名前を挙げることが多いです。

ジャネット・イエレン氏(FRB議長)
マリオ・ドラギ氏(ECB総裁)
黒田東彦氏(日銀総裁)

それぞれ、米国・欧州・日本の中央銀行にあたる機関のトップであり、どの方の発言も世界の金融市場に大きな影響を与えています。本日はこの中でも世界一の経済大国である米国FRBの議長をつとめるジャネット・イエレン氏の経歴を紹介したいと思います。

1971年 – 1976年 ハーバード大学経済学部の助教授
1977年 – 1978年 FRBの国際金融・貿易・金融研究部門エコノミスト
1985年 カリフォルニア大学バークレー校のハース・ビジネススクール教授
1994年 – 1997年 FRB理事
1997年 – 1999年 ビル・クリントンの大統領経済諮問委員会委員長
2004年 – 2010年 サンフランシスコ連邦準備銀行総裁
2010年 – 2014年 FRB副議長
2014年 – FRB議長

華々しい経歴ですね。現在議長をつとめるFRB(Federal Reserve Board,連邦準備制度理事会)では1977年のエコノミストとしての仕事が最初のようですが、それから実に40年近くもFRB関連の仕事に関わってきていることになります。2010~2014年にはFRBの副議長もつとめており、前総裁のベン・バーナンキ氏の政策を受け継ぎながら現在の政策決定も行っていると言えます。

なお、イエレン氏は女性としては初のFRB議長でもあります。現在米国の大統領であるオバマ氏は建国以来初めてのアフリカ系アメリカ人の大統領ですので、大統領、FRB議長という米国の要職がともに初めての例であるという米国の歴史に刻まれる期間であると言えると思います。また、イエレン氏自身が華々しい経歴の方なのですが、実は旦那さんはジョージ・アカロフ氏というノーベル経済学賞を受賞した経済学者でもあります。夫婦での会話が米国、ひいては世界の経済政策を決めるのに影響を与えるなんてこともあるのかもしれないですね。

現在米国はリーマン・ショック以来続けていた金融緩和の引き締め(利上げ)を経済状況を見極めながら慎重に行っています。政策金利の発表に注目する際には、それを決めているイエレン氏の経歴なども考えてみると面白いのではないでしょうか。

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