リーマンショックとは②【歴史】
2016.9.20

株式会社AWARDの渡邉です。前回はリーマンショックの原因をご紹介させて頂きました。8年経ちましたが未だに相場の世界で語り継がれるリーマンショック。その時、世界では一体なにが起きたのでしょうか。そして今の世界にどう繋がっているのでしょうか。

米国第4位の証券会社のリーマン・ブラザーズの倒産。これは世界に計り知れない影響を及ぼしました。次はどこが倒産するかも分からない状況に、多くの投資家が投資資金の引き上げを行い、金融市場全体で株価が大幅に下落。そうして市場にあるお金が一気に目減りしたため、市場全体が冷え込み資産の価値が減りました。すると配当が見込めないと判断した株主が持ち株を売り、さらに株価が下がる…と一瞬にして負のスパイラルが蔓延し、想像を絶するほど景気が低迷しました。リーマン・ブラザーズの倒産から1週間でどれだけのお金が世界から失われたか想像はできますか?

…なんと実に100兆円もの損失があったと言われています。

天文学的な数字すぎて何がなんだか分かりませんが、とにかくそれほど大きな出来事だったということです。またリーマン・ブラザーズ破綻の原因になったサブプライムローン関連の証券は世界中の国に売られていたため、米国のみに留まらず世界中が影響を受けることになりました。特にヨーロッパ諸国の金融市場がダメージを受けたとも言われています。

日本の金融機関はサブプライムローン関連の証券はあまり保有していなかったため、リーマン・ショック当初は欧米等に比べて影響は小さいと考えられていました。しかし、逆に打撃を受けた諸外国がそこをターゲットとします。その時、経常黒字であった日本に、リーマン・ショックで行く宛のなくなった投機マネーが集中的に集まり、外国為替市場で大量の円買いが行われました。そうして日本は急激な円高に見舞われ、2008年9月に1$約105円だった為替相場が、3ヶ月後の12月には約85円にまでなってしまいました。その後、2011年には1$75円台を記録するなど長期に渡って円高が続きましたが、その1つの原因としてリーマン・ショックであると言えるでしょう。

為替が急激な円高になったことで、日本の輸出関連企業も多大な影響を受けました。そうして日経平均株価も2008年10月28日に、バブル後最安値となる7,000円を割る値にまで下落しています。現在の日経平均株価は16500円前後ですから、半分以下の水準ですね。それだけリーマンショックの影響は大きかったということです。

いかがでしたでしょうか。世界中を恐怖と不況の波に巻き込んだリーマンショック。100年に一度の金融危機と言われていましたが、わたしは同じような事態がそう遠くない未来に起きるような気がしてなりません。歴史に学ぶというのは先人たちからも語り継がれてきたことですが、同じようなことが起きたときに自分の身は守れる準備をしておけると良いのではないでしょうか。

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