夏の相場から秋の相場に【運用】
2016.8.28

株式会社AWARDの渡邉です。夏もだんだんと終わりに近付き、少し涼しく感じる時間帯も増えてきたように思います。お子さんがいらっしゃる家庭では、そろそろ学校のお休みも終わり、通常モードに切り替えていく時期でもあるのではないでしょうか。

日本の会社では比較的短い夏のお休みですが、海外では長期休暇をとってらっしゃる方も多いようです。ファンドマネージャー(投資信託などの運用の責任者)なども夏はお休みを取ることが多く、世界的に8月の相場は利益確定売りなどが進む大きな変動がない相場になりやすいと言われています。そんな停滞気味の相場も、そろそろ休暇を終えたファンドマネージャーたちが市場に戻ってくるため、動きだす可能性が高いのではないでしょうか。

8月の上旬以来、日本の株式市場はかなり動きが小さくなっています。この8月は大きな金融イベントが少なく、ニュースなどで言うところの方向感にかける展開となっていました。市場の変動を表す数字なども軒並み低下し、面白みの少ない相場状況になっています。そんな中で、26日に行われたのが米FRB議長であるジャネット・イエレン氏のジャクソンホールでの講演です。

各国の金利や金融政策に関するイベントがない際には、こういった要人発言に注目が集まったりします。今回のイエレン氏の発言で注目されていたのは引き続きアメリカが年内に利上げを行うかどうか、そして行う場合には何回の利上げを実施するのか、でした。

講演の要旨としては、米経済は金融当局の目標に近づいており、利上げの論拠は強まりつつあるという認識を示すものでした。米国経済がこのまま安定した様子を見せていれば年内に1度は利上げを実施しそうであると関係者には捉えられたようです。講演の前後ではドル円の為替レートは1円以上円安に振れ、日経平均株価指数先物も200円ほど上昇しました。

大きなサプライズはありませんでしたが、市場への影響は少なからずあったようです。あまり大きな動きがなかった相場が続いた後は、ちょっとしたきっかけで急激な変動が始まる可能性もあります。週明けの相場には注意していきましょう。

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