ブラジル経済の過去と未来①【海外】
2016.8.9

株式会社AWARDの渡邉です。4年に1度のスポーツの祭典、オリンピック。今年はリオデジャネイロにて2016年8月5日から8月21日までの開催となっています。日本人選手の活躍も次々と報道されており嬉しい限りですね。わたしは昔テニスをやっていたのもあり、錦織圭選手の活躍をとても楽しみにしています。

さて、そんなリオデジャネイロでのオリンピック開催ですが、開催までには色々とトラブルもあったようです。リオデジャネイロはサンパウロに次ぐブラジル第2位の規模を誇る都市となりますが、ブラジル自体がここ数年は経済的にかなりの苦境に立たされてきました。折角オリンピックで注目を浴びているということで、今回から数回に渡ってブラジルの経済について考えていきたいと思います。

ブラジルは南アメリカ大陸最大の面積と人口を擁する国家であり、経済規模も大きく世界で7番目に位置しています。IMF(国際通貨基金)の調査によると、2013年のGDPは2兆2,460億ドルとなっており、おおよそ日本の半分ほどの規模の経済であると言えるでしょうか。人口は2億人ほどですので、ひとり当たりのGDPで先進国と比べると決して豊かとは言えない国でもあります。

そんなブラジルですが、BRICsと呼ばれる経済成長が著しいと目されていた4ヶ国に含まれているのをご存知でしょうか。こちらは投資銀行のエコノミストによって2000年代以降著しい経済発展を遂げていくと予想されたブラジル、ロシア、インド、中国の4ヶ国の総称として名づけられたものになります。BRICsというのは2001年に呼ばれ始めた総称ですので、その頃はこの4カ国の成長に対する世界の期待は非常に大きかったと言えるのではないでしょうか。

しかし、それから15年経った今ブラジルは不況で苦しんでいます。2015年の経済成長率は-3.5%とまさかのマイナス成長でした。超高齢社会という問題を抱えている日本でさえ0.7%の成長をしているのに、です。多くの投資家から成長が注目されてきたブラジルがなぜこのような状況に陥ってしまったのか。次回はブラジルが現在の状況に陥ることになった理由について触れていきます。

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