投資対象としてのインドの魅力

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株式会社AWARDの渡邉です。

投資対象としてのインドの魅力

について今回はご紹介したいと思います。最近、証券会社なども魅力的な投資対象として紹介しだしているインド株式。

1.過去のインド株式の成績

2.世界一になる人口

3.経済規模が日本を抜く日

といった流れでご紹介させていただきます。

1.過去のインド株式の成績


最近になって脚光を浴びているインドの株式ですが、実は過去も一貫して成長を続けています。

インドの有名な株価指数として、S&P BSE SENSEX(SENSEX) があります。こちらはインドのボンベイ証券取引所に上場する銘柄のうち、流動性や取引規模などに基づき選定された30の株式から構成されている時価総額加重平均型株価指数となります。

1986年から現在までの、SENSEXの上昇率を見てみると、なんと1万1000%を超えています。つまり、この37年間ほどで、110倍に株価指数が成長しているということですね。

ただし、こちらはインドの通貨であるインドルピー建てなので、円建てだと成績は変わってきます。とはいえ日本円建てでも過去30年で27倍に成長している計算になるので、過去にも素晴らしい投資先だったのは間違いありません。

2.世界一になる人口


また、インドの人口は、今年2023年中に中国を抜いて世界一になります。

2023年7月1日時点の各国の人口の推計では、インドが14億2860万人となり、中国の14億2570万人を290万人上回って、世界で最も多くなるとのことです。

人口が増えれば消費は自ずから増えますので、企業の業績も発展しますよね。また多くの人口の中から優秀な人材も出てきやすくなるでしょうから、革新的な企業が生まれてくる可能性も高いでしょう。

ちなみに1960年時点のインドの人口は4億4600万人ほどでした。60年ほどで3倍以上の人口になったことになります。今後も人口は増え続けそうなのも、投資対象としては魅力的です。

3.経済規模が日本を抜く日


そんなインドですが、現在GDP(国内総生産)は世界で第5位。今年の春にイギリスを抜かしました。日本は現在GDPの規模で世界3位ですが、そう遠くない未来にインドに抜かれることが予想されています。

2023年のGDPの予想予想成長率を見ると、

世界:+2.7%

インド:+6.1%

米国:+1.0%

日本:+1.6%

となっています。まだ世界3位までの間にはドイツと日本がありますが、2031年には両国を抜き去り、中国、米国に次ぐ世界第3位の経済規模を誇る国になると見込まれています。ちなみにその時期には1位と2位も入れ替わり、中国が1位になっているとの予想になっています。

4.まとめ


インドの株式が脚光を浴びていますが、それには理由があります。世界一の人口、高い成長率、過去の実績、どれをとってもインドの株式はとても魅力的に思います。

ただし、気軽に投資対象とできるのは、まだ投資信託やETFなどになります。個別の株式は日本から投資できる環境は整っていないため、今後証券会社がインフラを整えていくのに期待したいですね。

ぜひ今後の投資対象としてインドにも目を向けてみてはいかがでしょうか。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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