株式会社AWARDの渡邉です。
皆さんはユニコーン企業という言葉をご存じでしょうか?本日は世界のユニコーン企業の状況について簡単にご紹介させていただきたいと思います。
ユニコーン企業とは?
ユニコーン企業の定義は、『創業から10年以内、企業評価額が10億ドル以上の未上場のベンチャー企業』となります。
こうした企業は投資家にとっては大きなリターンを期待できる企業であり、非常に珍しいことからユニコーン企業と呼ばれるようになったそうです。
世界のユニコーン企業数
米国調査会社のCBインサイツが2021年9月30日に発表したデータによると、世界のユニコーン企業数は現在800 社超あるとのこと。ちなみに2015年には80社程度しかなかったため、その数は爆発的に増加しているようです。
近年は企業の資金調達が活性化しており、ユニコーン企業数は増える傾向にあると言えるでしょう。ちなみに2021年第2四半期だけで、新たに136の新しいユニコーン企業が誕生しており、このペースは前年比で500%の増加にあたるそうです。
ちなみに全体のうちで各国が占めるユニコーン企業の割合を見ると、
1位 米国 50%
2位 中国 19%
3位 インド 5%
4位 英国 4%
5位 イスラエル 2%
となっています。日本はTOP5位にはだいたい入らず、10位前後の位置にいることが多いようです。米国、中国が強いのは納得ですが、インドが台頭してきていること、イスラエルがTOP5に食い込んで来ることには驚く方も多いのではないでしょうか。今後の世界を引っ張る企業がこれらの国から生まれてくるのかもしれませんね。
現在のユニコーン企業TOP5
現在の世界のユニコーン企業TOP5を見てみましょう。
1位 ByteDance 1400億ドル 中国
2位 Stripe 950億ドル 米国
3位 Space X 740億ドル 米国
4位 Klarna 456億ドル スウェーデン
5位 Canva 400億ドル オーストラリア
となっています。
1位のByteDanceは世界中で大人気のショートムービーのアプリTikTokを擁する会社ですね。2位のStripeと4位のKlarnaは決済サービスを提供する会社、3位のSpace Xはテスラと同じくイーロン・マスクが率いる航空宇宙メーカーであり、宇宙輸送サービスを手掛ける会社です。5位のCanvaはデザイン制作サイトです。最近はインスタなどの投稿を作る際に利用している方も多いのではないでしょうか。
ユニコーン企業を知ることは今勢いのある産業や育ってきている企業を知ることに繋がるかと思います。こちらのコラムでもまたご紹介していきたいと思います。