S&P500史上最高値更新
2021.4.2

株式会社AWARDの渡邉です。

米国の株式市場で主要指数が史上最高値を更新しました。金利上昇の圧力にさらされて、しばらく混乱をきたしていた株式市場でしたが、落ち着きを取り戻してきています。

1年前から比較しての伸び率なども見ていきましょう。

S&P500は4000台へ


米国の主要な株価指数と言うと、

・ダウ平均株価

・S&P500

・NASDAQ総合指数

といったところが挙げられるかと思います。昨日の米国株式市場では、このうちダウ平均株価とS&P500が史上最高値を更新しました。特にS&P500は時価総額も反映されており米国の状態を良く表している指数と言えますから、S&500の史上最高値更新はなかなか良いニュースではないかと思います。

2020年4月2日の終値を見ると、S&500は2526.90ポイントでした。これが2021年4月1日の終値ですと、4019.87ポイントになっていますから、その上昇の力強さには驚かされます。1年前と比較すると約59%の上昇となっています。

金利上昇は一服


2~3月にかけて米国株式は調整局面がありましたが、それは長期金利の上昇圧力によるものでした。債券の金利が上昇することで、成長株(グロース株)は株価が下落することになりましたし、それに伴い株式市場は全体的に混乱することになりました。

現在の米国債10年物の利回りは、約1.7%前後に落ち着いています。米国債の魅力がないと見なされれば債券は売られ金利は上昇しますが、現在ではS&P500の配当利回り約1.4%と比べても債券の利回りに魅力が出てきており、年金基金や投資信託などの機関投資家からの買いが入っているようです。

長期金利の水準は1年前に比べると3倍近くに上昇していますが、歴史的に見ればかなりの低水準です。長期金利がこの水準で落ち着き、景気回復に伴い緩やかに上昇していくのであれば、株式市場にとって大きな弊害にはならずに済みそうです。

世界の株式市場へ波及するか


米国市場が落ち着くと、世界中の株式市場も上昇傾向になると思われます。日本市場や欧州市場にも良い影響があるでしょうから、そこも観察していきたいですね。

また米国では最高値を更新したところで、機関投資家などがまた株式を購入していくことも考えられます。心理的な節目を突破して最高値を更新したことで、今が株式の買い場と捉える大口の投資家も現れるでしょう。すこし安心して株式投資ができる局面が戻ってきたかもしれませんね。


執筆者:渡邉亮

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