Tesla車、BTC決済可に
2021.3.25

株式会社AWARDの渡邉です。

米国の電気自動車メーカーであるテスラ。資産としてBTC(ビットコイン)の購入をしたことなどでも話題になっていましたが、昨日からテスラ車の購入の際のBTCの利用を可能としたとのことです。

自動車大手がBTCでの決済を始めるのは初めてのようです。本日はこちらのニュースについて深堀りしていきたいと思います。

テスラ社の事業


テスラは電気自動車のメーカーではありますが、その他の事業も行っています。例えば、

・エネルギー再生および貯蔵システムの開発

が挙げられます。具体的な内容としては、太陽光発電システムの開発・販売や、蓄電池の開発・販売などがそれにあたります。

太陽光発電で生み出された電気で走る自動車であれば、二酸化炭素を出さないとてもクリーンな車、というイメージになるわけですが、テスラはそこを実現させようとしているわけです。

しかし、太陽光発電には弱点があり、24時間安定した発電ができるわけではありません。太陽が出ている日中はたくさん発電し、夜は発電しない、という状態になりますが、わたしたちが電気を使いたいタイミングはその発電時間とピッタリ合致するわけではないですよね。そのため蓄電池が必要になるわけです。

テスラ社にとってのBTC


テスラ社にとってのBTCは、投資対象というより蓄電池のような意味合いを持っている可能性があります。BTCを生み出すためのマイニングという行為には大量の電気が必要です。逆に考えれば、太陽光などから生み出される電気をBTCに変換することができれば、生み出された電気を価値に変えて保存することが可能になるです。

電気とBTCの関係性にテスラ社は着目しているからこそ、BTCの保有を会社でしてみたり、電気自動車の対価としてBTCを受け付けたりという試みをやっているのでしょう。なお、テスラ社の自動車のBTCでの支払いは最初は米国内の購入者からだけ受け付けるそうですが、年内には米国外にも対象を広げていくそうです。

電気の価値への変換


電気の価値への変換という意味では、現在のBTCは十分に機能しているように思います。もし持続可能なクリーンエネルギーで世の中が満たされるようになれば、BTCは今後も利用し続けることが可能かもしれませんね。

ただし、現状ではBTCはエネルギーを使いすぎる、という批判もあるのは知っておきましょう。BTCの取引に使われている電力量は、南米の国家であるチリ一国に相当するとも言われています。

テスラが推進している『世界の持続可能エネルギーへの移行を加速させること』が今後どのように実行されていくのか、わたしたちはそんなことにも注目していけると良さそうですね。


執筆者:渡邉亮

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