英国の 格付け 見直しか【海外】
2016.6.27

株式会社AWARDの渡邉です。皆さんは国や金融機関、そして会社の信用度を表す 格付け というものを聞いたことがありますか?資産運用をする上でその投資先が良いかどうかを表す指標の一つとして格付けが存在しています。今回英国がEU離脱を決定したことで、各格付け会社が英国の格付けを引き下げることを検討しているとのことです。

世界でも有名な格付け会社というと、

・ムーディーズ
・スタンダード&プアーズ
フィッチ・レーティングス

の三大格付け会社でしょうか。日本でも金融庁によって信用格付業者として登録されており、他に株式会社日本格付研究所、株式会社格付投資情報センターといった漢字の名前の会社が存在しています。これらの会社によって、それぞれの国や金融機関、企業の信用が格付されます。一般的にはAAAやAaやA1といったようにアルファベットや数字の組み合わせで表されることが多いですね。これら格付会社はそれぞれが持つ調査力を使って国や企業の信用リスクを公表しているのですが、信用リスクが大きな国や企業の格付けは低くなります。信用力が低いとされてしまうと、高利回りで債券を発行しないと投資家は購入してくれないため資金調達が困難になります。さらに企業の場合は、金融機関も高金利でしかお金を貸してくれなくなるため金融機関からの借り入れも困難になっていきます。そのため、格付が下がるというのは国にとっても企業にとっても避けたい事態であると言えます。

もともと英国というのは、各格付会社から高い信用力があると評価されてきた国でした。しかし今回のEU離脱によってガラッと雰囲気が変わっています。そこで各格付会社による現在の格付と今後の予定についてニュースで出ているものをまとめてみました。

◎ムーディーズ Aa1
⇒格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に修正
◎スタンダード&プアーズ AAA
一段階の引き下げ予定
◎フィッチ・レーティングス AA+
近いうちに見直し予定

このようにEUからの離脱をきっかけに一斉に英国の格付を下げる方向に進んでいます。もともとの格付が高かったので、すぐに債券価格が暴落する可能性は低いでしょうが、こういった格付をきっかけに世界のお金の流れが変わっていくこともありますので注意したいところです。ちなみに日本は、

◎ムーディーズ A1
◎スタンダード&プアーズ A+
◎フィッチ・レーティングス A

と格付けされています。実は英国よりも数段階低く評価されているんですね。これは日本の政府が背負う債務が大きすぎるのと、毎年の財政が赤字であることが理由とされています。他の国の様子を見つつ自分の国を振り返ると、世界でどう日本が評価されているのかも見えてくると言えるのではないでしょうか。

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