英国 EU離脱確実に【海外】
2016.6.24

株式会社AWARDの會田です。ついに英国の国民投票と開票が行われ、結果が出てきました。なんと、僅差にて英国のEU離脱が決定しました。国民投票の結果を受け金融市場は大荒れとなっています。

開票作業の結果、離脱派が51.9%、残留派が48.1%となり、英国はこれからEUから離脱するための手続きを進めていくことになりました。何十年もかけて進んできたEU統合の流れに大きなブレーキがかかってしまうことになります。また英国の通貨であるポンドは対ドルで10%超の下げ幅となり、31年ぶりの安値に沈んでいます。1日の下落幅としては史上最大となりました。

また安全通貨と言われている日本の円も大きな影響を受けています。一時期ドル円相場は1ドル100円を割り込み99円台を記録。英国がEUから離脱することで世界経済が不安定になるという懸念から株価も大幅に下落し、日経平均も15000円を割り込み14000円台となっています。今年の最安値を更新です。

さらに英国では僅差での離脱派が勝利したということで国内が分裂するという危機にも揺れています。今回スコットランドでは、62%が残留を支持しており、以前行われた英国からのスコットランド独立の是非を問う国民投票を再度行うように求める声も強まると予想されています。スコットランドの行政府首相は『スコットランドはEUの一部であり続ける意思を今回の選挙で示した』と述べており、今回の英国全体の国民投票の結果との相違を理由にした独立機運が高まりそうです。

選挙直前までの世論調査では残留派の優勢が伝えられていたこともあり、今回の結果は市場に対してもかなりのサプライズとして受け止められています。これからヨーロッパや米国でも金融市場が開いていくため、そこでどのような市場の動きがあるかからも目が離せません。しばらくは、英国のEU離脱決定に伴う余波で市場は荒い値動きを見せるでしょう。また円高が進んだことで日本の輸出企業にとってもかなりの打撃となるイベントになったと言えます。日銀等が新たな政策を検討するのに十分な理由にもなるので、各国政府・中央銀行の今後の動きにも注目です。

カテゴリーから記事を探す