バイデン新政権誕生
2021.1.21

株式会社AWARDの渡邉です。

米国で2021年1月20日にバイデン大統領の就任式が行われました。トランプ大統領が舵をとった4年間を終え、政権は共和党から民主党へと移ることになりました。

バイデン新政権下で起こることや、期待されていることなどをまとめていきましょう。

トランプ政権が行った政策の変更


ここ10数年ほどの米国の大統領の政党の変遷を見ていくと、

2008~2016年 
オバマ大統領 民主党

2016~2020年
トランプ大統領 共和党

2020年~
バイデン大統領 民主党

といった流れになっています。多くの場合、米国の大統領は4年の任期を2回、つまり8年間の政権となることが多いですが、今回トランプ政権は4年という短い期間で交代することになりました。また政党が民主党に変わったため、バイデン大統領はトランプ大統領が残した政策を大きく変更していくことになりそうです。

例えば、

・パリ協定への復帰

・世界保健機構(WHO)との関係改善

・メキシコとの国境の壁の建設中断

などが挙げられるでしょう。ちなみにトランプ氏が大統領になった際にもオバマケアの見直しなどが行われました。

市場はバイデン新大統領を歓迎


市場はバイデン氏の新政権の発足を歓迎しているムードです。米国の3つの株価指数の騰落率を見てみると、

NYダウ:+0.83%

S&P500:+1.39%

NASDAQ:+1.97%

となっています。それぞれの指数で終値ベースの最高値を更新しました。

バイデン氏は新型コロナウイルスによる影響を緩和するために、大規模財政策も打ち出しており、これらを市場は好感しています。株式市場は上々なスタートを切ることができたと言えるでしょう。

期待が剥がれることに警戒


トランプ政権下とはかなり方向性が異なる政権となるかと思いますが、市場の期待は高いです。今回の政権の場合は、大統領、上院、下院のすべてを民主党が制しているという政治的にもバイデン大統領にとってやりやすい状態となっています。

ただし、財政規律を大きく逸脱するような大規模な経済政策の場合は、ただ議会で過半数を取っているだけでは実行できない場合もあります。バイデン政権への期待が高まっている分だけ、期待が剥がれ落ちての株価の下落には注意したいとことです。2月あたりは要警戒かもしれません。

いずれにせよ、ここから4年間はバイデン氏が米国のリーダーとなり、世界を引っ張ることになります。動向には注目していきましょう。


執筆者:渡邉亮

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