FOMC金利据え置き【海外】
2016.6.16

株式会社AWARDの渡邉です。本日の日本時間の朝3:00にFOMC(米連邦公開市場委員会)の金利据え置きが発表されました。今月の頭に発表された雇用統計の数字が衝撃的な値であったため、市場参加者の予想通りになったと言っても良いでしょう。

FOMCとは何かは、コチラ
6月頭に発表された雇用統計については、コチラ

の過去記事にまとめてありますのでご覧ください。金利の据え置きとともに今回もFOMCからは声明が発表されています。もともとFOMCは年内に2回は利上げを行う、という姿勢でいましたが、今回の利上げを見送ったにも関わらず引き続き年内2回の利上げを行う姿勢は維持しました。昨年の12月に利上げをしてから、新しい利上げを出来ないまま半年が過ぎたにも関わらず年内に2回利上げをする可能性は保ったということになります。

各金融機関からもFOMCの声明について様々な見方が出ています。

ウェルズ・ファーゴ…金利の引き下げまでは行わなかったが、今後の利上げペースが緩まるシグナルとなった
クレディ・アグリコル…非常に弱かったのは5月の雇用統計だけだったのに金利の道筋が変わったのは極めて劇的
OANDA…2017-2018年の金利見通しが引き下げられた
ケンブリッジ・グローバルペイメンツ…かなりハト派的な声明だったが11月の大統領選後に利上げに動くのではないか
ノムラ…年内残り2回のFOMCがあるので2度の利上げの可能性は残るが、バイアスは1度の利上げに傾いたようだ

今回の利上げの据え置きよりも、長期的な金利見通しが下げられたことが各金融機関の関係者からも注目されているようです。2018年末の長期的な金利見通しの中央値は3月時点では3%であったのが、今回で2.375%に下がっています。2018年末でも利上げが終了しないことが示唆されたことで、利上げのペースがより緩やかになることが示されたと言えるでしょう。

本日は日銀の金融政策決定会合があります。英国の国民投票も迫る中、日銀がなんらかの動きを見せるのかが注目されるところです。

カテゴリーから記事を探す