NYダウ3ヵ月ぶり安値
2020.10.29

株式会社AWARDの渡邉です。

NYダウが3カ月ぶりの安値をつけました。新型コロナウイルスの感染が欧米を中心に世界で再度広がっており、景気悪化への警戒心が高まっている格好です。

また11月3日に米国の大統領選を控え、積極的にリスクを取りに行こうと考える投資家が減っているというのも、下落の大きな要因になっています。

米国株は1日で3%超下落


昨日の米国の代表的な株価指数であるNYダウ、S&P500、NASDAQ指数の28日の騰落率を見てみると、

NYダウ:-3.43%
S&P500:-3.52%
NASDAQ指数:-3.73%

全てが大幅に下落しました。株式投資の期待リターンは年間で平均すると数%程度ですから、1年分の期待リターンに相当するくらいの大きな下落が1日であったことになります。

NASDAQ指数などは新興のIT企業が多く、今年のリターンも非常に高く推移してきてましたが、昨日は銘柄関係なしに大きく株が売られた格好です。

欧州では外出制限も


なお、欧州では外出制限に踏み切る国も出てきています。フランスのマクロン大統領は、新型コロナウイルス対策として仏全土の外出制限を10月30日から少なくとも12月1日まで実施すると発表しました。通勤などの必須の理由を除き、原則外出を禁じることになります。

また、ドイツではメルケル首相が11月2日から飲食店や娯楽施設などの営業を禁止すると発表しています。企業や小売店、学校は閉鎖しないとのことですが、部分的な都市封鎖ということになります。

ドイツの28日の株価指数(独DAX)を見てみると、

独DAX:-4.17%

と米国以上に1日のうちに下落しています。

各国の対応が迫られる


これから北半球では本格的に冬を迎え、インフルエンザなどの感染症も流行期を迎えます。新型コロナウイルスは今年の2月末から本格的に拡大が広がってきたもので、まだ冬を迎えたときの感染状況の変化については世界でも未知な状態です。医療の備えなど各国で対応が迫られることになります。

死者数は4月頃と比べると世界でも少なくなってきています。これは、医療現場での対応にもノウハウが蓄積されてきているとも考えられます。すべて悪いことばかりではありませんが、状況は慎重に観察していきましょう。


執筆者:渡邉亮

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