株式会社AWARDの渡邉です。
トランプ大統領が自身のツイッターで、新型コロナウイルスに感染したことを発表しました。この情報を受けて世界中に動揺が走っています。
トランプ大統領が新型コロナウイルス陽性となったことで、トランプ陣営の選挙対策は大幅な見直しを迫られています。
南部フロリダ州での選挙集会や首都ワシントンでの対話イベントなど対面式の予定は軒並みキャンセルされ、予定は電話でのイベントなどだけに制限されています。
トランプ氏は大統領としての執務は継続するとのことですが、大統領選まであと1か月のこの状況で対面式の選挙活動が中止になったのはトランプ陣営にとっては大打撃と言えます。
こうした大統領選の結果に対して予想が行われている場所の一つが、海外の賭けサイトです。ニュージーランドを拠点とするプレディクトイットという賭けサイトでは、大統領選でどちらが勝つか当てると1ドルがもらえる、という仕組みの賭けが行われています。
この賭けサイトではもともとバイデン氏が優勢であり、9月末時点で、
バイデン氏:0.55~0.60ドル
トランプ氏:0.40~0.45ドル
でした。当たれば1ドルが当たる、という賭けサイトですから、掛け金が高い方が有利だと賭けの参加者から思われていることになります。
こちらのレートが、トランプ氏の感染が明らかになったことで、
バイデン氏:0.65ドル以上
トランプ氏:0.40ドル以下
にまで変化しました。候補の2人に対する当選可能性が大きく変化したと見なされているということですね。トランプ大統領にとってはかなりの痛手となる今回の感染かと思います。
全体トランプ氏は軽い症状はあれども元気ではあるようです。臨床試験中のコロナの抗体医薬品なども服用しているとのことです。新型コロナウイルスは高齢や肥満がリスク因子であるとされているため、現在元気であったとしても予断は許さない状況でしょう。
米国の大統領に新型コロナウイルスで万が一のことがあれば、当然世界に与える影響は甚大です。安全保障上の問題も出てくるでしょう。ホワイトハウスやトランプ氏のツイッターから出てくる情報には注意していきたいところです。
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