米国の失業率
2020.7.3

株式会社AWARDの渡邉です。

昨日米国の6月の失業率が発表されました。新型コロナウイルスの影響で4月に急激に高まった失業率ですが、現在どのような推移をしているのでしょうか。

6月の失業率は11.1%


米国の失業率ですが先月6月は11.1%と、5月よりやや改善しました。ただ、依然として厳しい水準です。新型コロナウイルスの感染が再び拡大しているとの報道もされており、雇用情勢がこのまま改善に向かうかは予断を許さない状況と言えそうです。

こうした数字の発表を受けてトランプ大統領は記者会見し「経済が力強く復活していることを証明している。政府の歴史的な行動の結果だ。経済の再開は成功していて、今月以降の第3四半期は見たことのないようなすばらしい結果になるだろう」と述べています。

今年の秋には大統領選挙が行われます。再選を目指すトランプ大統領としては、雇用環境が改善しているとアピールしたいためこのような発言になっていますが、失業率が今後どのような推移をたどるかも大統領選の結果を左右することになりそうです。

年初からの失業率の推移


年初からの失業率の推移を見てみますと、

2020年1月:3.6%

2020年2月:3.5%

2020年3月:4.4%

2020年4月:14.7%

2020年5月:13.3%

2020年6月:11.1%

となっています。実際に4月をピークとして、失業率は徐々に改善していることが見て取れます。ただし、感染拡大前の米国の失業率は2月の3.5%と比べると、まだまだ高い水準です。

なお、失業者の数も1,775万人と記録的な水準が続いています。こちらの数字には就業をあきらめた方の数は含まれないため、実際にはこれ以上の失業者がいらっしゃると考えられます。

市場はやや好感


徐々に改善している数字を投資家は好感しており、NYダウ、S&P500、NASDAQといった米国の株価指数は軒並み上昇しています。ただしその上昇幅は小さく、今後の雇用改善が順調に進んでいくのか慎重に見極めようとしているようにも見受けられます。

なお、米国の新型コロナウイルスの新規感染者数は7月に入り、1日に5万人を超えてきました。この数字は過去最高でもあります。再度経済の流れを止めざるを得ないことになれば、経済状況の改善は現在よりも遅くなるのは間違いありません。未だ予断を許さない状況が続きますので、しっかりと状況を観察していくことが必要かと思います。

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