5月の相場まとめ【株価】
2016.6.1

株式会社AWARDの渡邉です。5月の株式相場は事件がなく穏やかなものとなりました。5月というとGW(ゴールデンウィーク)があるため、市場関係者が株の取引を止めることが多く相場は下げから始まる傾向があります。今年も例年と同様にGWの下げがあり、その後はジリジリと株価が上昇してきました。

5月の相場を考える上でキーポイントになっていたのが、
・伊勢志摩サミットと消費税増税延期
・米国の利上げ観測と円安
ではないでしょうか。

伊勢志摩サミットをきっかけに安倍首相は消費税増税の延期をほぼ決定しました。多くの投資家にとって消費税増税は投資先の企業業績も落ち込むことが多いのでマイナス材料であると言えます。前回2014年4月に5%から8%への増税を行った際にも株価は若干低迷しましたし、消費が控えられたことでGDPもマイナスになったため、増税の延期は歓迎される向きが強いでしょう。

そして米国の利上げです。米国の経済指標が力強い数字を示していることで、FRB(米国連邦準備制度)のイエレン議長は早ければ6月の利上げを示唆しています。米国が利上げをすると、金利がつきやすくなるドルに対してお金が流れます。するとドル円の関係で見るとドル高円安が進むことになります。ドル高円安は、日本の輸出により利益を稼いでいる製造業にとって良い環境です。米国が6月にも利上げを行うのではという観測により、5月31時点では1ドル=111円台まで円安ドル高が進んでいました。

5月の末には今年入って初めてとなる5日間連続での日経平均株価の上昇がありました。これも伊勢志摩サミットが終わり市場の様子見ムードが晴れてきたことと、米国利上げに伴う円安を見込んだ買いが入っているということになるのではないでしょうか。市場では2014年夏のジリジリ上昇した相場に似ているという声も聞かれます。

さて、6月に目を向けると、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票などイベントが目白押しです。またこれらの日程の前には様子見ムードが広がることも考えられますが、イベントをきっかけに大きな動きがあることも予想しておかなければなりません。注意しながら市場を追っていきましょう。

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