株式会社AWARDです。
米国の株式というのは資本主義経済の歴史の中で過去あがり続けてきました。そして、ウォーレンバフェット氏ら著名な投資家も、米国株は今後も上がり続けると言っています。実際のところ、先進国である米国はなぜ株価が上昇し続けているのでしょうか。
人口が増え続けている国
米国の成長の大きな源は、増え続けている人口と大きな内需です。世界一の経済大国であるがゆえに、人々の給料は高く、消費に対する需要も旺盛です。そのため、力強い内需が経済を引っ張っている国であるというのが米国の強さの一つの要因となっています。また世界のGDPシェアのうち24%ほどを持っており、現在のところ世界でNo.1の経済規模を誇る国でもあります。
そんな米国ですが、株式市場における占有率でみると、世界の時価総額の54%と半数以上を占める国でもあります。株式市場が効率化されており、有望な企業がどんどん上場していくというのも米国の強みと言えるかもしれません。
なお、世界No.2の中国はGDPのシェアは24%ほどありますが、純粋な中国国内の株式市場の規模としては世界の3.5%ほどしかありません。中国企業でも規模の大きな企業は米国に上場していることなどもあり、世界の優良企業に投資できる環境があるのも米国の証券市場の魅力です。
グローバル企業が多い
また米国の大企業の特徴として、世界に名をとどろかすグローバル企業が多いというのもあります。例えば米国の代表的な株価指数であるNYダウの構成銘柄をいくつか見てみると、
・アップル
・ジョンソン&ジョンソン
・マクドナルド
など世界で活躍する錚々たる大企業が並びます。アフリカやアジアでもアップルのiPhoneは使われているでしょうし、ジョンソン&ジョンソンの衛生用品は普及し、マクドナルドのハンバーガーは食べられていることと思います。こうした企業は米国だけでなく、世界中の成長を取り込みながら利益を上げることができるのです。
このようなグローバル企業が多いことを考えると、米国株だけに投資しても実際には世界中に投資している事になる、というのは一理あると言えるのではないでしょうか。
長期的には成長を続けるか
上記のような要因を考えると、今後も米国株が低迷し続けるようなことは考えにくそうです。短期的には最高値を更新するなどして割高感もありますが、長い目で見れば世界の成長の恩恵をしっかりと受けることができるのが米国株なのでしょう。ご自身の投資先を決める際には、必ず目にすることになる米国株ですからぜひそのような観点も持っていていただければと思います。