FOMC とは??【海外】
2016.4.28

株式会社AWARDの渡邉です。本日の日本時間AM3:00に FOMC (米連邦公開市場委員会)が開催され、金融政策の現状維持が決定しました。会合後の声明では海外経済と金融市場を引き続き注視すると盛り込まれ、利上げを急がないことが示唆されています。これにより投資家は安心しアメリカの株価も上昇しています。大きなサプライズもなかったので、そもそもFOMCとはなにか、ということをこのコラムでは紹介してみたいと思います。

FOMCはアメリカで開催され世界経済に大きな影響を与える金融政策の会議になります。その会議の議長はFRB(米連邦準備理事会)議長がつとめます。FRBはアメリカの金融政策における最高意思決定機関で日本における日銀と同じ役割になります。日本とアメリカで比べてみると、

日本銀行=FRB
日銀金融政策決定会合=FOMC

ということになるでしょうか。FOMCではFF金利(フェデラル・ファンドレート)といったものを決定しています。これはアメリカの民間銀行が連邦準備銀行に預けているお金に対してつく金利のことです。ここの金利が上がると、民間銀行は連邦準備銀行に預けるよりも効率良く金利をもらえる貸し出ししかしないことになるので、企業の資金調達コストは上がります。すると景気を落ち着かせる役割があります。

景気はいくらでも良い方がいいのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし中央銀行が景気刺激策を実施し続けると、いずれバブル状態になり経済が一気に落ち込むタイミングが訪れます。日本の場合は1991年にバブル崩壊がありましたし、世界的な例でいうとリーマンショックもそれに近いものにあたります。ですので中央銀行は景気が悪い時には景気を刺激しつつも、行き過ぎたバブルは警戒しており金融を引き締める調整も行っている訳です。

なお、アメリカが利上げを行うと金融が引き締められ世界全体に影響を与えます。利上げが起こると資金調達がしにくくなるので、アメリカから新興国などへ投資されていたお金がアメリカ本国に戻っていくような動きをします。そのためアメリカが利上げをすると新興国の経済は大きく落ち込む現象が起きます。そういった国々の方にとってもFOMCの発表というのはとても大きな意味のあるものなのです。

さて今回はアメリカのFOMCについて書かせて頂きましたが、本日のお昼ごろには日銀の金融政策決定会合もあります。こちらは日本の金融政策を左右する訳ですが、今回新たな金融緩和策が行われるのではないか、という期待がとても高いです。黒田総裁のサプライズが出てくるのか要注目です。結果については明日のコラムで解説させて頂きますね。

カテゴリーから記事を探す