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G20大阪サミットが今週28,29日に開催されます。世界の主要国の首脳が集まる会議が日本で開催されるということで、大阪では非常に厳しい警備体制が敷かれているようです。
G20の参加国は
G20とは、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、韓国、南アフリカ共和国、ロシア、サウジアラビア、トルコ、英国、米国の19ヶ国に加え、欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議となります。ただし、この20ヵ国以外の招待国や、国際機関なども参加することになります。例えばスペイン、シンガポール、IMF、WHOなどです。
G20の正式名称は「金融・世界経済に関する首脳会合」であり、参加者の国々のGDPを合計すると世界全体の8割以上を占めることになります。世界の動向に大きな影響を与える「国際経済協調の第一のフォーラム」として位置づけられています。
G20の議題は
G20の主な議題は下記のようなものになっています。
世界経済:貿易摩擦や世界経済の不均衡是正
デジタル課税:巨大IT企業のルール作り
環境・エネルギー:海洋プラスチックのごみ対策
保健:国際保健システムの強化
デジタルデータ:流通のルール作り
気候変動対策:最新の科学知見の活用
質の高いインフラ投資:債務返済など持続可能性にも配慮した開発
持続可能性に配慮した開発などは、国連で採択された『SDGs』「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」などとも一致するテーマですよね。
またこれらの議題以外でも各国の首脳が一堂に会するため、各国の首脳会談にも注目が集まります。特に米中首脳会談では、貿易戦争の解決に向けた話し合いが進むのかどうかが大きなポイントになってきそうです。
会議の予定は
G20は28日午前に議長の安倍晋三首相が各国首脳を出迎え、そこから討議に入ることになります。意見交換を続けて翌日の29日午後に首脳宣言をまとめて閉幕する予定となっています。今回は初の日本での開催ということで、しばらくの間は大阪を中心とした日本各地では緊張感がある状態が続くかもしれません。
G20では仮想通貨の規制などについても議題に上がる可能性があるため、仮想通貨・暗号資産の価格などにも影響を与える可能性もあります。いずれにせよ世界の方向性を示す会議ですから、その内容には要注目です。