米朝会談合意に至らず
2019.3.1

株式会社AWARDです。

昨年に引き続き2回目となる米朝首脳会談が、2月27~28日にかけてベトナムのハノイで行われました。合意文書が取り交わされることも期待されていましたが、報道によるとそのような結果は得られなかったようです。

交渉は決裂か


米朝の首脳は、米国がドナルド・トランプ大統領、北朝鮮が金正恩総書記朝鮮労働党委員長です。2日間に渡る日程の中では、北朝鮮の非核化と経済制裁の解除についての話し合いが行われました。北朝鮮は核実験やミサイルの発射実験を繰り返したことで、諸国から経済制裁を受けています。今回の会談では、北朝鮮側から見ると核施設の解体を条件に米国からの経済制裁を解除させるのが狙いだったようです。

今回トランプ大統領は合意文書を取りまとめるところまでを見据えており、実際に文書が用意された上で日程にも署名の時間が盛り込まれていました。しかし、様々な要因で合意には至らなかったとのことで、市場からはネガティブサプライズとして判断されました。

北朝鮮の経済


経済制裁や長年の政策の影響により、北朝鮮の経済は厳しい状況が続いています。韓国統計庁が発表している「北朝鮮の主要統計指標」という報告書によると、2017年の1人当たり国民総所得(GNI)を北朝鮮と韓国で比べてみると、

北朝鮮:146万4000ウォン
(約14.6万円)

韓国:3363万6000ウォン
(約336万円)

となっており、北朝鮮と韓国の間には20倍以上の差があります。米朝首脳会談での合意や韓国との南北統一の可能性次第では北朝鮮経済は一気に成長すると考えている方もいるようで、実際に世界三大投資家の一人であるジム・ロジャーズ氏は北朝鮮を魅力的な市場であると評価して関連する投資を行っているようです。しかし、そうした可能性が今回の会談によって大きく進捗するということはなかったと言えるでしょう。

世界の注目を集める隣国


今回の米朝首脳会談などを含め、北朝鮮というのは世界の関心を集める国の一つとなります。日本からするとミサイルや軍事行動などリスクを大きく感じる国でもありますが、非常に近い位置にある国であるからこそ注目してみても良いかもしれませんね。

米朝の次回の首脳会談がいつになるかは分かりませんが、今後日朝での直接対話なども行われる可能性はあるでしょう。今後10年間の北朝鮮情勢を注視してみてはいかがでしょうか。

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