金 への投資ってどうなの?③【資産運用】
2016.2.15

株式会社AWARDの渡邉です。前回前々回と金と貨幣の歴史について書かせて頂きました。今回は金がなぜ価値を持っているのかを物質的な側面から捉えていきます。皆さんは金の物質的な性質を挙げるとしたらなにを思い浮かべるでしょうか?実は物質として捉えた時にも金は他にない様々な性質を持っています。

・光沢のある黄色(宝飾品としての利用)
・安定性が高い(自然界にそのまま存在)
・比重が重い(貴金属としては一番)
・展延性が高い(金箔装飾としての利用)
・熱電気伝導性が高い(精密機器への利用)

といった性質を挙げることができます。そういった性質から古来より様々な場面で金は人類に利用されてきました。貨幣はもちろんのこと、ツタンカーメンのマスク、日本で発見された中国の金印等、思い浮かべると人類の歴史の中で金は登場し続けてきています。美しく腐食されないことから大切にされてきた金ですが、実は上記に挙げた性質から精密機器等の工業製品にも欠かす事ができない物資となっています。携帯電話の電子基板などにも、金が使用されているケースは多いそうです。

そして金の価値をさらに高めているのは、その希少性となります。現在までに地球上で採掘されてきた金の総量は20万トン足らずだそうです。これは計算してみると25mのプール2杯にも満たない量になります。さらに地球上で未採掘の金もあと数万トンしかないそうですので、様々な用途がある中で総量が限られている金の価値が高まるのは自明の理と言えますね。

さらに過去の歴史から現在でも各国が金の保有を続けており、アメリカ合衆国、ドイツ、イタリア、フランス、スイス等は政府として大量の金も持っています。一昨年にはスイスが政府として金を買いますべきかというテーマの国民投票を行ったこともありました。それだけ金というのは世界の共通認識として価値が認められた金属ということになります。

では次回は実際の金融市場での金の取り扱いのされ方について取り上げていきます。

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