年末調整とは?【税金】
2016.11.6

株式会社AWARDの渡邉です。会社員の方にとってはそろそろ年末調整の時期になってきました。会社から保険料控除の証明書の提出や家族の扶養状況の報告を求められる手続きで、毎年会社員の方はやってらっしゃるかと思います。わたしも新入社員のときには訳もわかららず色々な書類を揃えて提出した記憶があります。さて皆さん年末調整というのはどういった意味がある手続きがご存知でしょうか?

年末調整は、

“先払い”した所得税の精算手続き

となります。事業所等(勤務先など)が会社員や公務員などの給与所得者に対して、1~12月の1年間に支払った給与や源泉所得税について、12月の最終支払い日にその過不足を調整する仕組みです。本来は所得税の納税は原則として確定申告によって行うものです。しかし、会社員や公務員の場合、給与から天引きすることで源泉徴収しています。これを年末調整することで納税の調整が終了するため、確定申告をする必要がなくなります。会社員の方にとっては確定申告のために税務署に足を運ぶ必要がなくなるという便利な仕組みとなるわけです。

さて、毎月給与から所得税は天引きされているのに、なぜ年末に調整する必要があるのでしょうか。それは、源泉徴収されている所得税額の合計と本来納税する所得税額が必ずしも同額でないからなのです。簡単に言うと、会社員・公務員の方は本来払うべき税金よりも、

少し多めに税金を天引きされている

ことになります。年末調整をするとお金が戻ってくるイメージがありませんか?あれはお金がもらえてるわけではなく、自分が多く払っていた税金が戻ってきているだけなのです。給与から天引きによって源泉調整されている所得税額は、もともとちょっと多めに支払っていますし、生命保険料控除なども反映されていません。つまり源泉徴収は概算による所得税額のため、生命保険料控除などを含めて年末調整することで多くの場合で還付金があるわけです。

会社員の方にとっては確定申告の手間が省け、国にとっては税金の取りっぱぐれがなくなる良く出来た仕組みと言えるでしょう。ただし、給与天引と年末調整だけで納税をしていると、税金に対する意識は薄くなりがちです。年末調整をきっかけとして自分の支払っている税金の仕組みについて考えてみるのも良いのではないでしょうか。

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