前澤社長のキャンペーン

税金

株式会社AWARDです。

ZOZOの前澤社長と言えば、剛力彩芽さんとお付き合いしていたり、約123億円のバスキアの絵画をオークションで購入したり、10億円するストラディバリウスを購入したり、月旅行に行くことを発表したり何かと話題の方ですが、その方が今また話題になっています。

100万円を100人に配る?


今回、前澤社長は「ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を突破した」として、日頃の感謝を込めて、「個人から100名様に100万円を現金でプレゼント」するとTwitterで発表し話題になりました。条件はこの内容が含まれる前澤社長のツイートをリツイートすること。7日いっぱいまで応募を受け付けており、本日の午前9時ごろより当選者には前澤社長からダイレクトメッセージが送られるそうです。

企画を受けてリツート数は2日間で500万回を超え、前澤社長のフォロワー数は約50万人から600万人超まで増えました。お金でフォロワーを募集したり、リツイートを得ることはTwitterの規約で違反している、という声もありますが、宣伝効果は抜群だったと言えるでしょう。Twitter社もTwitterを盛り上げてくれた前澤さんに対して規約違反を申し立てる可能性は低そうです。ちなみにこのリツイート数は日本のTwitterでは過去最高の記録となるとのこと。

100万円もらった人の税金は?


今回の100万円が当選した人は、宝くじなどとは違って個人からお金を受け取ることになります。そのため贈与税の対象になると考えられます。贈与税は贈与をされた人、つまり100万円をもらった人が払わなければいけない税金です。ただし、贈与税には年間110万円の基礎控除があるため、その年の1月1日から12月31日までの間、個人間のやりとりで貰った額が110万円を超えなければ課税されません。100万円が当選したとしても、2019年中に別の方からお金を受け取らなければ贈与税はかからないと考えられます。

ちなみに、これがもしZOZOの会社としてのイベントであったとしたら、個人からの贈与には当たらなくなるため、他の一時所得などの税金にあたることになります。こうしたキャンペーンは税金のことを考えるきっかけにもなるので面白いですね。

今回100万円をもらった人が、その100万円の使い道などについてTwitterで発表するなどがあったら、このキャンペーンはまだもう少し盛り上がりそうです。今日以降にどんな話題が出てくるのが楽しみに見ていたいと思います。


執筆者:渡邉亮

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