株式会社AWARDの會田です。前回は不動産投資の基礎について簡単に紹介させて頂きました。人の力を使ってローンを返済していき月々のキャッシュフローを得るのとともに、ローンを返済し終わったときには不動産を自分ものに出来るのが魅力の投資になります。しかし、そんな魅力的に見える不動産投資にもリスクは色々と隠されています。本日はそんなリスクについて紹介していきます。
不動産投資におけるリスクとして一般的に挙げられるのは以下のようなものがあるでしょう。
・空室リスク
・地震リスク
・借入リスク
まず空室リスク。折角ローンを借りてまで物件を購入したのに、住んでくれる人がいなかったらどうしよう、と思われる方は多いのではないでしょうか。実際全国的に物件の空室率は上がっているようで、日本全国で見ると30%弱の物件が空室になっているという話もあります。そんな空室のリスクを避けるには、人口や世帯数が増え続けている地域を選択する必要があります。東京都内などは今後も世帯数が増え続けるという話もあるので安心感がありそうです。地方においてももし購入を検討するのであれば長期的な賃貸需要が望めるかを検討する必要があるでしょう。そして空室を放置せず対策をしてくれる管理会社を選択するのも経験の少ない不動産投資家にとっては大切だと思われます。
次に地震リスクについても心配なさる方が多いです。物件が壊れてしまってはもう収益を得ることはできませんよね。これについては、いつマンションが建築されたかでかなりリスクを軽減することができます。地震に強い物件を選ぶには1981年(昭和56年)以降に作られた新耐震基準の物件を選択すると良いでしょう。新耐震基準法のもとに建てられた物件は『震度6強以上の地震で倒れない住宅』とされています。実際に、阪神淡路大震災や東日本大震災でも、新耐震基準で建てられたマンションの倒壊は1棟もありませんでした。あれだけの被害を出した地震でも倒壊がなかったというと安心感がありますよね。
さて最後に来るのが借り入れリスクです。実は不動産屋さんはこちらのリスクについては多くを語ってくれないことが多いです。なぜならば大きな借り入れを起こして貰ったほうが値段の高い物件を購入して貰えて手数料が儲かるからです。そして不動産投資において最も怖いリスクというのは実はこの借り入れリスクになります。次回はなぜ借り入れリスクが怖いのか、そしてそのための対策としては何をすれば良いのかを取り上げていきます。