株式会社AWARDの渡邉です。
不動産というのは人の生活と切っても切り離せない関係にあります。衣食住の住にあたる部分ですので、所有しているにせよ、借りているにせよ、必ず生活の中では関わりを持つことになります。
そんな不動産は人生の中でも有数の大きな買い物になることがほとんどでしょう。本日はお得に不動産を買うには?というテーマについてご紹介したいと思います。
1.不動産を購入する目的を定める
2.市場価格を知る
3.不動産価格の推移を知る
といった流れでご紹介させていただきたいと思います。
1.不動産を購入する目的を定める
まずは、不動産を購入する目的を定める、というのが大切です。
自宅として住む家を購入するのか、それとも投資用で購入するのか、というのでも必要な条件は変わってきます。
例えば自分が住む家でしたら、
・今の家が手狭になったので広い家に住みたい
・職場との距離が遠いので近い家に住みたい
・日々支払う家賃が勿体ないので資産になる家に住みたい
など、様々なニーズがあって購入に至ると思います。
また投資用の場合であれば、
・月々安定した家賃収入が欲しい
・将来のために年金がわりになる収益源を作りたい
・実物資産を持ちたい
などのニーズがあるでしょう。
こうしたニーズから不動産を購入する目的をしっかりと定めることが、満足度の高い不動産の購入では必須です。
2.市場価格を知る
大抵の場合、不動産を購入する目的自体は『割安な不動産を買うこと』ではないかと思います。ただ、とても大きな買い物ですから、価格のことを気にしないわけにもいきません。
目的に沿って不動産を探し始めたら、目的に合いそうな不動産の市場価格を知るようにしてみましょう。SUUMOやアットホームといったポータルサイトで販売されている家の価格を見てみても良いですし、不動産屋さんにいって専門サイトから物件の事例を出してもらうのも良いでしょう。
極論を言えば、不動産というのは市場価格よりも割安で買えればすべてお買い得です。プロの不動産屋さんは、自分で不動産を購入する場合にはとにかく割安に物件を仕入れることを意識しています。不動産自体には必ず市場価格があるので、割安で買っておけば後で売却したときに損失になる可能性はかなり抑えられるのです。
ただし、私たちは目的に沿った物件を買う、という意識を忘れないようにしましょう。どんなに割安であっても、目的から外れた物件を買ってしまうと、その後の身動きが取れなくなってしまいます。とにかく割安な物件をと考えるよりは、目的に沿った物件で市場価格と同程度、もしくはそこから大きくは離れていないような不動産を購入のターゲットにすると良いでしょう。
3.不動産価格の推移を知る
最後に、不動産購入時には時間に対する視点もお持ちいただくことをお勧めいたします。例えば、購入する物件が10年後、20年後、30年後にどのような価格になるのか、という視点を持つということです。
不動産は購入した後に長く所有することになる場合が多いでしょう。そのため、実は最後に売却するときまで、経済的な面でお得に買えたかどうかは確定しないのです。
不動産というのは土地を除けば古くなったら価格が下がっていくものです。10年後、20年後、30年後に不動産の価格がどう推移していくか、という視点を持つと、最終的に売却をするときに経済的に得する可能性は高まります。
具体的には、自分が購入しようとしている物件よりも、築年数が10年、20年、30年古い物件の市場価格を調べてみると良いでしょう。もちろん未来のことは確実にはわかりませんが、物件の価値がどう変化していくかの感覚はつかめるようになるかと思います。
まとめ
今回は不動産のお得な買い方についての考え方をご紹介させていただきました。
『目的に合った物件を市場価格を基準にして探していく。そして長期的には価値が変化していく目線も持つ。』
といったことを意識することで、不動産の購入で失敗する可能性は低下します。ぜひ不動産購入を検討する際には参考にしていただければと思います。