株式会社AWARDの渡邉です。
1月14~16日まで資産運用EXPOが東京ビッグサイトで行われているそうです。今年はわたしは参加しない予定なのですが、評判によると不動産会社さんの出展が例年にも増して多いというように伺っています。
本日は不動産投資を検討するにあたって考えたいメリットとデメリットついてご紹介したいと思います。
不動産投資のメリット
投資の中でも王道の一つと言われる不動産投資。不動産を所有してそれを人に貸すというビジネスは江戸時代に誕生したと言われています。歴史が長く、今後も続いていく可能性が非常に高いというのが魅力の一つです。
不動産投資の魅力メリットを挙げると、
1.安定した賃料
2.自分次第でコントールできるリスク
3.現物資産として利用価値がある
などが挙げられます。
一度人に貸したら長く安定した収入が得られるため、利回りが計算しやすいのが不動産投資の大きな特徴です。
また様々なリスクはありますが、事前の調査や保険などで大抵のものは十分にカバーできるというのもメリットかと思います。
現物資産としての利用価値というのは、単純に言えば住んで利用することができる、というところですね。不動産賃貸業をしないにしても、自分が住んだり、Airbnbなどを使ってシェアしたりすることでも価値を生んでもらうことが可能です。
不動産投資のデメリット
逆に不動産投資のデメリット、というか注意点を挙げるとするならば、
1.1つの不動産の金額が大きいので資産構成が偏りやすい
2.流動性が低い
3.維持費がかかる
などが挙げられるかと思います。
例えば貯金が1000万円の方が2000万円の不動産をローンで買うとしましょう。すると、資産全体の3000万円のうち2000万円が不動産となり、ローン2000万円が残ることになります。不動産というのは一つ一つの価格がある程度の大きさになるので、資産構成は偏りやすくなります。不動産は投資というより、事業という目線で見た方が良いと良く言われますが、実際のところ不動産賃貸業に注力する、という意識の方が上手くいくでしょう。賃貸業として捉えるのは負担だ、という方は、REITなどの小口化された商品を購入するのも一つの手かと思います。
流動性の低さは、『すぐに売れない』という意味です。不動産は買い手が見つからなければ現金化できません。そのため、売却するときのことまで考えて、購入するのが必須とも言えます。売却に困らないような良い物件を購入することで、このデメリットはある程度軽減できます。
維持費については、多くの方が意外と考慮せずに買われる部分かと思います。固定資産税や火災保険料を始め、様々な修繕費など不動産は維持するのにコストがかかります。最初からそのあたりも計算した上で購入できると良いですね。
数字で不動産投資を捉える
そんなメリットデメリットを踏まえた上でお勧めしたいのが、不動産投資を数字で捉える、ということです。株式などの投資と比較すると、出る利回りが最初から計算しやすいのが不動産です。
過去に資産運用EXPOで紹介された物件の最終的な利回りを計算してみたことがあるのですが、実は数十年に渡って利益がでないものでした。見た目が綺麗でも、ちょっと計算してみるだけで魅力があるかないかがわかる場合もあります。
メリットで挙げた1、2とデメリットに挙げた1、3については、事前に計算することで最終的な利益への影響を概ね予想することができます。不動産投資(不動産賃貸業)で成功している方を見ると、事前のシミュレーションに長けた方が多い印象があります。
不動産投資に取り組みたい際には、売却時まで含めた利回りについて考えてみてはいかがでしょうか。