不動産のローンと金利
2021.4.4

株式会社AWARDの渡邉です。

不動産を購入するときに、多くの方が金融機関からローンを引くことを検討します。大きな買い物となる不動産でも、ローンを利用することで、月々〇万円、というように毎月小さいお金を支払って不動産を所有することが可能になるからです。

このローンを借りるときに、特に真剣に考えたいのが金利のことです。本日は不動産のローンの金利について考えてみたいと思います。

3000万円のローン


例えば3000万円のローンを借りるときに、金利によってどのくらい月々の返済額が変わってくるか見てみたいと思います。元利均等方式で30年のローンを組んだ場合で数字を算出してみます。ローンの金利と月々の返済額を並べて表示してみますね。

金利 月々の返済額 総返済額

0.5% 89,756円 約3231万円

1.0% 96,491円 約3474万円

1.5% 103,536円 約3727万円

2.0% 110,885円 約3992万円

2.5% 118,536円 約4267万円

3.0% 126,481円 約4553万円

いかがでしょうか?

金利が0.5%の場合と3.0%の場合ですと、一見そんなに大きな金利差には感じませんが、大きな差がつくことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

月々の返済額の差は36,725円、総返済額の差は約1322万円にも上ります。3000万円の不動産を購入するのに、総支払額が1000万円以上変わってくるというのには、結構驚かされますよね。

金利が下がると物件価格が上がる?


ちなみに、現在は全体的には超低金利の環境下にあります。2016年に日銀がマイナス金利政策を始めてから日本国債の金利は0%付近をいったりきたりしていますし、不動産ローンの金利もかなり低い水準になっています。

これは不動産をローンを使って購入するには一見良い材料です。金利が低いことで支払う利息は小さくなり、月々の支払額も小さくなるからです。しかし、こうした低金利下では、不動産の価格自体が上昇していくことも知っておいた方が良いでしょう。

金利が低いと大きなローンでも月々の返済額が小さくなるということで、不動産の価格自体が上昇していく傾向があるのです。そのため、金利が低下してきたここ10年ほど不動産価格は上昇してきました。現在の不動産価格はかなり高い価格がついている状態であると言えるかもしれません。

低金利の環境が続くか?


しばしば不動産の価格がそろそろ下がり始めるのではないか、といった説を聞くことがありますが、不動産の価格に大きな影響を与えるのはローンの金利であることを知っておきましょう。ローンの金利が上昇してくると、ローンを組める方が減るので不動産価格は下がります。逆に今のような低金利の環境が長く続くのであれば、不動産価格は現在の水準を保ち続けたり、じわじわ価格を上げることになるのではないでしょうか。

ちょっとしたローン金利の値が、不動産市況全体や、わたしたちの生活にも大きな影響を与えうることを知っておいていただければと思います。ご自身がローンを組むときには、金利の低い金融機関を探すことを心がけましょう。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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