マンションの価格推移
2021.3.30

株式会社AWARDの渡邉です。

近年新築マンションだけでなく中古マンションの人気が高まってきています。古いマンションの方が場所が良かったり、価格がお手頃なことがその理由のようです。

皆さんは中古のマンションを購入するときに、どんなことを意識したいと思うでしょうか?本日は中古マンションを買うときに考えたい価格推移についてご紹介させていただきます。

中古マンションの経年劣化


マンションを購入するときに考えておきたいのは、マンションの建物部分は経年劣化が起こるということです。マンションは新しく建った時点が一番価値が高く、そこから時間を経て価値が下がっていくという考え方が一般的です。そのため、新築マンションは時間を経るごとに価格が下がっていきます。

しかし、マンションの価格下落は、一定年数までいくとある程度緩まるとも言われています。同じ中古マンションを買うなら、それ以上価格が下落しにくい築年数のマンションを購入したい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

価格下落が緩まるのは?


では価格下落が緩まるのは、だいたい何年ぐらい経ったマンションなのでしょうか。

10年くらい前は、約15~20年で価格の下落は緩まると言われていました。東日本不動産流通機構に登録された東京23区の中古マンション成約データを元に調べると、2006~2010年のデータですと築17年頃で価格下落は横ばいになります。

しかし、この傾向は最近は変化してきているようです。2016~2020年の同様のデータを調べると、築25年頃まで価格下落が続いています。

つまり、東京23区の場合、10年前は中古マンションの価格が下げ止まるのは築17年頃だったのが、現在では築25年頃まで下げ止まるのに時間がかかるようになっている、ということになります。

古くても売買される時代に


こうした傾向は、古いマンションでも売買が行われるようになり、価格形成が進んだことによって起きている可能性があります。2006~2010年頃は流通する中古マンションで最も多い築年数は5~10年だったのが、2016~2020年頃は10~15年にずれてきています。

また、2006~2010年頃にはほとんどなかった築40年以上のマンションの取引量も増大しています。古いマンションを購入してリノベーションをして住む人なども増えているのでしょう。金融機関が融資をする対象が増えたのもこうした傾向に表れているかもしれません。

中古マンションを取り巻く環境はどんどん変化しているようです。マンションを購入するときは未来のことまで見据えて検討していきたいですね。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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