不動産の 借入金残高 過去最大に【不動産】
2016.5.22

株式会社AWARDの渡邉です。今年の2月からスタートしたマイナス金利で特に良い影響を受けている業界があります。そうです、不動産業界です。不動産業界では銀行から安くお金を調達(借り入れ)できると、それでビルやマンションを建てて利益を上げることができるため、借入金利が下がるマイナス金利政策はとてもありがたい政策であると言えます。さて、そんな不動産業界ですが、国内の大手3社で 借入金残高 が過去最高に上っているそうです。

大手3社というと、三井不動産、三菱地所、住友不動産の財閥系の3社になります。低金利が都心での大型のプロジェクトに対して恩恵をもたらしていまして、丸の内や日本橋などの再開発では10兆円の経済効果を見込んでいるそうです。3社の借入金の合計はバブル期を上回っており、三井不動産が2兆2262億円、三菱地所が2兆2910円、住友不動産が3兆1589億円に上っています。ただし、借入金は増えていますが、支払利息はマイナス金利の影響で減少しているとのことで負担は減っていると言えるでしょう。

日銀の統計によると、2月の国内銀行の貸出約定平均金利は0.793%となっており統計開始以来最低金利となっています。当然のことながら不動産会社からの支払い金利も下がっており、ある会社は0.96%と過去20年で最低だったとのことです。銀行にとっては貸し出しても儲からない厳しい環境ですし、不動産会社にとっては借りても金利があまりかからないありがたい環境ですよね。

さて、現段階では不動産業界はとても好調ですが、借入金が大きくなっているということはバブルにも警戒しなくてはなりません。目先を見ると東京オリンピックなどもあり好調な状況は続きそうですが、長期的に成長を続けることができるのは不透明と言えます。ただし、こういった大手不動産会社が手がけている大型プロジェクトは丸の内や日本橋、虎ノ門といった都心のど真ん中です。東京に限っていえば流入者なども増え続けているので、まだまだ需要は大きいと見ることもできるのではないでしょうか。今後不動産業界がどのように変わっていくのか、成長を続けることができるのか要注目です。

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