全国の空き家の状況
2020.1.12

株式会社AWARDです。

「ポツンと一軒家」という番組が最近人気のようです。人里離れた一軒家に住んでいる人の物語を描く番組ですが、その取材はグーグルマップなどで一軒家を探して行われているとのこと。しかし、実際にはそうした一軒家は空き家であることも多いようです。

空き家率は上昇


日本で少子高齢化が進んでいるのは周知の事実です。また、地域によっては人口が減り過疎化が進んでいるところもたくさんあるのが日本の現状かと思います。

総務省統計局が2019年10月に発表した、2018年時点における住宅・土地統計調査の集計結果によると、全国の空き家数は848万9000戸、空き家率は13.6%となっています。全国的に見ると、利用されていない物件がたくさんあると言うことですね。

ちなみにこちらの調査は5年毎に行われているのですが、1958年の調査以来空き家の数は増加し続けています。30年前の調査が行われた1988年の空き家数は394万戸、空き家率は9.4%ですから、空き家数は30年間で倍以上になっていることがわかります。

総住宅数の増加


こうした空き家数の増加は、人口が増えていないにも関わらず住宅の供給が行われ続けているということに原因があります。日本の人口は1980年代からずっと1億2千万人台で変わっていないのですが、1988年から2018年にかけて住宅数は4201万戸から6241万戸にまで増えています。人口が増えていなくても住宅の供給は行われているため、空き家が増えていくのは必然と言えそうですよね。

ただし、住宅を必要とするのは一世帯毎であることを考えると、世帯数の増加に関しても考慮に入れる必要があります。世帯数も実はここ30年で1.5倍以上に増えていますので、空き家数の増加の割には空き家率が増加していないのです。

不動産との向き合い方


こうした現状から見ると、今後の不動産の付き合い方に関しては戦略的である必要があるのではないでしょうか。空き家が多い地域などでしたら、格安の家賃で家を借りることもできるであろう一方で、人気のあるエリアの家は価格も家賃も高止まりすることが予想されます。地域によっては家を買うのではなくダブついている賃貸用の家を借りてしまう方が経済的に合理的な場合もあるでしょう。

また不動産投資を行う場合には、ターゲットは明確にして行うべきなのではないでしょうか。空き家が増え続けている現状では、需要がある場所でなければ投資を長期的に成功させるのは難しくなるかと思います。今後も空き家数は増えて続けていくことが予想されます。見方によっては活用できる空き家が全国的にあるとも言えるため、こうした状況を自分が活かすことができないかなどについても想いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

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