低金利のロ―ンの落とし穴
2020.1.10

株式会社AWARDです。

住宅を買うときに多くの方が利用するのが住宅ローンです。最近では非常に金利の低い住宅ローンがたくさんあり、家を買うのには良い時代のように思えます。しかし、こうした低金利の住宅ローンが使えるからこその、落とし穴も存在しています。本日はそんなお話をさせていただきます。

金利で支払いはどのくらい違う?


住宅ローン金利は、毎月の支払額や総返済額に大きな差をもたらします。例えば、借入額3000万円、35年元利均等・ボーナス返済なしの場合で、1%、2%、3%の金利の場合の毎月返済額と総返済額を見てみると、

1%:8万4685円/月、総額3556万7700円
2%:9万9378円/月、総額4173万8760円
3%:11万5455円/月、総額4849万1100円

となります。金利が2%違うと月々の返済額は2万円以上、総返済額は1300万円近く変わってくることがわかります。

最近の住宅ローンの場合、変動金利であれば1%を切り、固定金利を選択しても1%台くらいまでのものが多いですが、借りてから時間が経っている方は3%を超える金利で住宅ローンを借りている方もいらっしゃいます。住宅購入という観点から見ると今の金利水準は魅力的なように思います。

月々の返済額から借りると


しかし、こうして低い金利で住宅ローンを借りることには落とし穴もあります。それは、無理をして物件を購入してしまうきっかけになり得る、ということです。住宅を購入するときに、多くの方が考えるのが、月々の支払いがいくらまでであれば支払うことができるか、ということです。こうして返済額を基準にしてしまうと、金利が低い方が大きな借入れを起こして高い物件を購入することができてしまいます。

それでも固定金利であれば良いのですが、最近の低金利下では半数以上の方が変動金利を選択しているようです。変動金利を選択した場合は、将来的に金利が上昇すると月々の返済額が増えてしまいます。金利が低いからといって大きすぎる借入れを起こすと、それは大きなリスクとなり得るのです。

割高な物件を買うリスクも


また、投資的な観点からすると、金利が低い方が価格の高い物件を買いやすくなるため、物件を割高で買ってしまうリスクも大きくなりやすいです。不動産を投資として考えたときに避けたいのは、3000万円の価値しかない物件を4000万円で買ってしまうというように割高で物件を購入してしまうことです。

ローンの金利が低いと高い物件でも手が届きやすく見えてしまうため、物件を高値掴みしてしまう可能性も高まると言えるでしょう。

本来住宅ローンの金利が低いのは良いことなのですが、それに振り回されると上記のような落とし穴にはまる可能性があります。

・無理な価格の物件を買わない

・割高な物件を避ける

といったことに注意して、低金利の恩恵を良い形で受けられるようにしていただければと思います。

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