夫婦での住宅ローン
2019.5.22

株式会社AWARDです。

住宅ローンは人生の中でも最も大きな借入金となることが多いかと思います。そんなとき、共働きの家庭などでは選択肢を広げる意味でペアローンや収入合算での住宅ローンの借入は一つの選択肢となるのではないでしょうか。そうした住宅ローンの借り方についてご紹介させていただきます。

ペアローンと収入合算の違い


ペアローンとは、一つの住宅購入に際して夫婦が別々に住宅ローンを組む方法となります。それぞれが住宅ローンを契約し、夫は妻の連帯保証人に、妻も夫の連帯保証人になります。すると2つのローンですが、夫婦どちらともが全体の住宅ローンに対して責任を負うことになるわけです。また、団信もそれぞれで加入することになります。

こうしたペアローンでは住宅ローン控除が夫婦ともに使えるのがメリットの一つとなります。住宅ローン控除ではローン残高の1%を上限として所得税、住民税の控除がありますから、かなりお得になる可能性があります。高収入同士の夫婦では、住宅ローン控除をフル活用するのはメリットが大きいでしょう。

一方で、収入合算とは、夫婦の収入を合算した金額をもとに借り入れを起こすことを指しますが、契約する住宅ローンは1つです。収入合算には「連帯債務型」と「連帯保証型」があり、性質が大きく異なります。「連帯債務型」では夫も妻もどちらもが債務者となり、それぞれが全額の債務を負います。住宅ローン控除は、住宅ローンの負担割合次第では夫婦共に利用できる場合があります。「連帯保証型」では夫婦の一方が債務者で、もう一方は連帯保証人になります。この場合ですと、住宅ローン控除の適用と団信の加入は、主たる債務者のみです。

それぞれの注意点


こうした夫婦で借りる住宅ローンの場合、一人で借りる場合に比べていくつかの注意点があります。ペアローンの場合ですと、

・事務手数料や印紙代が2倍かかる

・万が一の際に団信でローンが消えるのは当人の分のみ

・債務の比率は途中で変更できない

などでしょうか。連帯保証型の夫婦合算の場合では、

・連帯保証人に万が一があっても団信による返済免除はない

・住宅ローン控除が使えるのは主たる債務者のみ

などが挙げられるかと思います。いずれにせよ、大きな借入金ですから、ライフプランに合わせてメリット・デメリットを把握して良い選択ができるようにしたいものです。

適正な物件価格も検討する


住宅ローンは一度借りると長く返済が続くものでもあります。不動産屋さんは一度売ったらそこで手数料が入るため、高い物件を購入してもらう方が嬉しいものです。そのため、ペアローンなどを使うことでより高い物件が売れるのであれば、デメリットの十分な説明をせずに夫婦で住宅ローンを借りることをお勧めすることもあり得るかと思います。

夫婦で購入することで一人の場合よりも高い金額の物件購入にチャレンジすることができますが、将来まで支払いが続くことも考えた上で物件の選定を行いたいところです。

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