住宅ローンと繰り上げ返済
2019.5.2

株式会社AWARDです。

自宅を購入する方のほとんどが利用するのが住宅ローンです。人生の中でも大きな借入金となりますから、できるだけ早く返したいと思う方も多いでしょう。そんなときに検討することになるのが繰り上げ返済です。

繰り上げ返済の実際


住宅ローンというとフラット35といった国が枠組みを作った制度もあるように、35年といった長期間のものを想像する方が多いでしょう。しかし、住宅金融支援機構が行った「2018年度 民間住宅ローンの貸出動向調査」によると、2014~2017年度の間に住宅ローンを契約した人の平均貸出期間は25~26年だったとのことです。実は貸出期間が30年以下で契約する方も全体の8~9割を占め、20年以下の割合も2割ほど存在しているそうです。

また、実際の完済までの期間に関しても、同じく住宅金融支援機構の調査によると15年以下が約7割を占めているというデータがあります。当初は長くローンを組み、繰り上げ返済を行い完済までの期間を短くしている傾向が見て取れます。

繰り上げ返済はお得か?


それでは多くの方が行っている繰り上げ返済はお得なのでしょうか。これに関しては、『金利が高い』住宅ローンを借りているほど、繰り上げ返済の効果は大きくなります。繰り上げ返済には期間短縮型と返済額軽減額がありますが、期間短縮型の場合は概ね借りている金利で資産運用をしたのと同じ程度の利息軽減効果があり、返済額軽減額ではその半分程度の利息軽減効果があると考えておくと良いでしょう。残存期間などによっても条件は変わってきますので、実際には自身のローンの条件を見た上でシミュレーションをしてみると良いかと思います。

繰り上げ返済の効果は金利によって大きく変わってくるため、低い金利の住宅ローンを借りている方は、あまり積極的に繰り上げ返済をする必要はないのではとお話しすることが多いです。変動金利を借りている場合などは、手元にお金を残しておいて金利が上昇してきたときに繰り上げ返済するといった方針でいくことも可能となります。

住宅ローンと戦略的に付き合う


住宅ローンは人生の中でもかなり大きな借入金です。そのため借り入れの際には、

・頭金を入れるかどうか

・固定金利と変動金利の選択

・返済期間の選択

など考えなくてはいけないことが多岐に渡ります。人生の方向性に大きな影響を与え得る選択となりますので、繰り上げ返済のことも含め検討の際には綿密なシミュレーションを行ったり、専門家の意見を聞いてみることをお勧めします。

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