株式会社AWARDです。
家を購入するとき、生活の拠点を決めるとき、その街が将来どのような姿になっていくのか気になりませんか?そんな気になる街の将来の姿を、人口という観点から調べる手段がありますので、本日はそちらをご紹介させていただきます。
国立社会保障・人口問題研究所
かなり固い名前ですが、そんな将来の人口について調べることができるのが、国立社会保障・人口問題研究所です。1996年に、厚生省人口問題研究所と特殊法人社会保障研究所との統合によって誕生しており、人口や世帯の動向を捉え、社会保障政策等についての研究を行う機関です。
こちらの機関が公表しているデータの一つに、最新の将来推計人口・世帯数があります。特に自分が将来住む街や、今住んでいる街について調べたいのであれば、『日本の地域別将来推計人口(都道府県・市区町村)』について見てみると良いでしょう。こちらではExcelのデータとして日本中の都道府県・市区町村についての5年ごとの将来人口推計が載っています。
実際の人口推移の例
例えば北海道の札幌市のデータを見てみると、下記のようなデータをExcel内からで調べることができます。
年 | 推計人口 |
2015 | 1952356 |
2020 | 1974801 |
2025 | 1976367 |
2030 | 1959483 |
2035 | 1924460 |
2040 | 1870991 |
2045 | 1805120 |
こうして見るとかなり細かいところまで推計値がでていることが分かりますよね。2045年には2015年と比べて札幌市の人口は7.5%ほど減ると推計されているということになります。ちなみに札幌市などは区単位でのデータまでありますし、東京都も23区それぞれのデータを見ることが可能です。
人口推計からわかること
こうしたデータを調べていくと面白いのですが、地域によって人口の推移はまったく異なります。例えば東京23区内などは、2045年までほとんど人口が減っていない場所なども多々あるのです。逆に港区などは2015年から2045年にかけて人口が34.4%も増えているという推計値になっています。住宅を購入したり、不動産投資をする際には参考になるデータですよね。
こうした公的な機関が出しているデータは信憑性が高いうえに有益なものが多々あります。誰でも自由に無料で見ることができますので、せっかくですから活用していきましょう。