不動産を持つコスト

不動産

株式会社AWARDです。

マイホームを持つ、ですとか投資用不動産を買う、というのは人生でもかなり大きな買い物になることかと思います。大きな買い物をするときには、ついつい目先にかかるお金だけを見てしまいがちですが、不動産は購入するとき以外にも色々とコストがかかります。本日はそんなコストについてまとめてみました。

税金のコスト


不動産を持つと、その不動産が収益を生んでいるかどうかに関わらずかかってくる固定資産税、都市計画税という税金があります。計算式で書くと、

固定資産税=固定資産税評価額(課税標準)×1.4%(1年あたり)

都市計画税=固定資産税評価額(課税標準)×0.3%(1年あたり)

といった金額を毎年支払っていくことになります。それほど大きい金額ではありませんが、毎年の積み重ねで将来的にはそれなりの額になりますから、あらかじめシュミレーションしておいた方が良いでしょう。また購入時には不動産取得税もかかりますし、人に貸して収益を生んでいる場合には所得税がかかります。そして売却時には譲渡所得に対する税金もかかってくることになります。

管理コスト


そして、不動産は綺麗に維持していく上で上手に管理をしていく必要もあります。管理には主に2つの種類があり、

・建物管理

・入居者管理

を不動産会社さんにお願いすることになります。建物管理に関しては、不動産を定期的に清掃したりリフォームをするといった品質を維持するためのコストです。マンションを購入すると、管理費・修繕積立金といった形で毎月かかるコストになります。

入居者管理に関しては投資用で運用している場合にお世話になることが多く、賃料の回収代行などを不動産会社にお願いしてかかってくるコストになります。また入居者がつかない場合には広告費を自分が払うことなどもあるでしょう。

金利のコスト


また住宅ローンを利用して不動産を購入した場合には、最大のコストにもなり得るのがローンの金利です。ローン金利は払ったとしても元本は全く減りませんから、できるだけ低い金利のローンを利用したいものです。3,000万円のローンを2.0%の金利で35年の元利均等返済で組んだとすると、金利の総支払額は1,170万円を超えてきます。ちなみに金利が仮に1.0%だとしたら、同じ条件でも550万円を超える程度になります。過去に高い金利でローンを借りている方で残債がまだ残っている方は、ローンの見直しを検討してみるのも良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。不動産は保有するにあたって色々なコストがかかります。自宅を購入するにしても、投資用の不動産を購入するにしても、かかるコストは事前に把握して運用していくことをお勧めします。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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