年金の真実②【年金】
2016.10.23

株式会社AWARDの會田です。昨日は国民年金が貰える対象を増やす法案の審議が国会で行われていることをご紹介させて頂きました。さて、そんな中で年金制度にはあまり知られていない事実があります。それは、国民年金の納付率です。

基本的に厚生年金に加入していない方は支払うことになっている国民年金ですが、実際の納付率は何%くらいだと思いますか?払えない人はいるとしても100%に近い数字になるのを想像するのではないでしょうか。しかし実際には、2015年現在で、

63.4%

です。だいたい3分の2くらいの方しか支払っていないことになります。さらにこの数字にはカラクリがあり、実際の年金の被保険者の方が分母になるのではなく、所得を理由として免除申請をしている方や納付を猶予されている学生の方は含まれていないのです。それらの方々もいれて納付率を考えてみると、被保険者全体の中で実際に納付されているのは、

40.6%

となっています。免除申請をしている方、納付を猶予されている方もきちんと含めると、なんと半分以上の方が国民年金の保険料は払っていないことになるのです。これは衝撃的な数字ですよね。つまり、現在の年金制度は国民年金に加入している半分以上の方から支持されていないとも言うことができるかもしれません。

ちなみに国民年金の納付率(免除・猶予を除く)は、今から20年前にあたる1996年度までは80%を超えていました。それが現在では20%近く数字が落ちてしまっていることになります。年金に関わる不祥事が過去に色々とあったことにより年金制度に対する支持が得られなくなっていることもあるでしょう。そもそも少子高齢化が進んでしまった日本で、年金制度は維持していくことができないと多くの方が感じているというのも納付率が落ちてきてしまっている理由かもしれませんね。

なお厚生年金の保険料は会社から給与天引きで支払うことになっていますので、多くの方がそのまま納付をしています。将来的に国民年金、厚生年金といった制度がどのように変遷を遂げていくのか。わたしたちの未来を支えてくれるはずの制度である年金の今後にこれからも要注目です。

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