年金はいくらもらえるか?
2021.2.18

株式会社AWARDの渡邉です。

皆さんは自身の年金をいくらくらいもらえるものだと考えていますか?いくらもらえるかは全くわかってないけど、なんとなく年金保険料は納めているという方も多いのではないでしょうか。

本日は現在の受給者の方の平均受給額をご紹介するのとともに、将来的な年金の見通しについてもご紹介していきたいと思います。

令和元年度の概況


厚生労働省年金局が毎年発表している、厚生年金保険・国民年金事業の概況、という資料があります。こちらの資料を見ると現在の受給者さんが平均でいくらのくらいの年金を受け取れているかなどを見て取ることが可能です。

令和元年度において受給者の平均受給額は、

国民年金:約5万6千円

厚生年金:約14万6千円

となります。これを見て皆さんはどのようにお感じになりますか?意外と少ないと思った方も、結構もらえるのだなと思った方もいらっしゃるのではと思います。わたしは、初めてこのデータを見たときには、国民年金と厚生年金との間にけっこう大きな差があることに驚きました。

自営業でやっている方は基本的には国民年金にご加入だと思いますので、年金だけでは将来への備えは心もとなく、かなり手厚く準備をしておく必要があると感じます。

年金額は減額される?


しかし、これらの年金に関しては将来に渡って今の水準で払われ続けるかはわかりません。寧ろ減っていくのが濃厚な線だと思われます。

2019年に公表された公的年金の将来見通し(財政検証結果)によると、今から30年後くらいまでには、様々な出生率・経済率・平均寿命を考慮しても2割程度年金が減額されるのは、ほぼ確実視されています。そうしなければ現在の方式で年金の支給額を維持することができないからです。

また将来的には現在積み立てている年金積立金を取り崩しながら対象者の方々に年金を支払っていくことになります。この積立金も経済状況次第では枯渇することになり、そのときに年金額は現在の水準の半分程度しか維持ができないという試算もあります。

自助努力で備えを


現在の年金の水準が維持されるとしても、それだけで生活を送っていくのは厳しい、と思う方が大半かと思います。今の時代、年金を過度にあてにすることなく、自助努力で将来の備えはしておくべきでしょう。幸いなことにその事実には国もだいぶ前から気付いており、iDeCoやつみたてNISAなど自助努力のための制度は充実させてきています。

仮にお二人とも会社員のご夫婦がいらしたとして、iDeCoとつみたてNISAを2人で満額やったとしたら月々11万2千円以上を非課税で積立投資することが可能です。20年間月々11万2千円を年利5%で運用していくと、20年後には約4,700万円が作れます。国が用意している制度も上手に使っていきたいですね。

自分と周りの方を守れるのは、他ならぬあなたです。ぜひ公表されているデータをもとに、貯蓄と投資の力を使って将来への備えを進めてみてください。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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