年金とiDeCo
2020.12.7

株式会社AWARDの渡邉です。

ライフプランニングをしていると、人生においてお金が足りなくなることが多いタイミングが2つあります。1つは子育てで学費が多くかかるタイミング、そしてもう一つは老後です。

本日は老後の資金対策として年金とiDeCoについて書いていきたいと思います。

日本の年金制度


日本の年金制度は賦課方式で設計されています。この賦課方式というのは、年金支給のために必要な財源を、その時々の現役世代の保険料収入から用意する方式となります。

わたしたちは普段公的年金の保険料として国民年金保険料や厚生年金保険料を支払っていますが、支払っているお金は私たち自身のために積み立てられているわけではなく、主に現在年金を受け取っている高齢者への年金支給のために使われているということになります。

実はこの賦課方式というのが、年金制度の持続が疑問視されることのある大きな要因となります。制度が作られたころは年金をもらう高齢者の数よりも現役世代の数の方が圧倒的に多かったため、賦課方式でも無理なく制度設計ができたのです。しかし、現在の日本は超少子高齢社会。賦課方式での年金制度の維持はどんどん難しくなってきています。

積立方式のiDeCo


そして、こうした賦課方式による年金制度の弱点を個々人の努力で補うものとしてiDeCoなどに代表される確定拠出年金ができました。iDeCoは積立方式が採用されており、自分の老後のための資金を自分自身が拠出し、その拠出したお金を運用することによって年金として活用できます。

実は公的年金制度の維持が厳しくなっているのは諸外国も同じです。そういった諸外国でも、iDeCoに近いものは導入されています。

iDeCoにはメリットが多くあります。

・積み立てたお金が全額所得控除になる

・運用益が非課税

・出口で税制優遇がある

といった特徴を活用することで、公的年金に追加して効率的に老後のお金を作ることができます。

iDeCoを始めると良い人は?


それではiDeCoはどのような人に向いているのでしょうか。冒頭で人生でお金が足りなくなるタイミングとして、子育てのとき、老後の2つを挙げさせていただきました。

iDeCoなどの確定拠出年金に入れたお金は60歳まで出すことができなくなります。その点を考慮すると、子育て資金に目途がたったら、誰しもがiDeCoを利用した老後の資金作りには取り組んでいただくと良いかと思います。せっかく国が用意してくれている制度ですから、上手に使って将来のプラスにしていきましょう。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

カテゴリーから記事を探す