年金はいくらもらえる?
2020.10.26

株式会社AWARDの渡邉です。

老後の生活を支える大きな収入源の一つが、国が運営している年金制度かと思います。しかし、昔は年金だけで十分生活ができる、という方が多かったようですが、現在では年金の額で生活は行うのは難しいと感じる方が増えているようです。

現在の年金制度ではいくらくらいお金が貰えるものなのか、本日は簡単にご紹介していきたいと思います。

国民年金は?


まず、原則すべての方が加入することになっている国民年金の方から見ていきましょう。こちらは、

約78万円 × 納付月数 / 480月

の額が65歳から貰えることになります。20~60歳までの480ヶ月間のうちに納付した月数に応じて年金が貰えるということですね。

この約78万円という額は年間での数字になりますから、月額に直しますと約6.5万円程度になります。実際のところ、この年金だけで生活するのは非常に困難ですよね。夫婦で満額もらったとしても、月々約13万円ほどということになります。

厚生年金は?


次に会社員の方などが加入している厚生年金についてみていきましょう。こちらは納付期間中の給料の平均値によってもらえる金額が大きく異なってきます。平成15年3月以前と平成15年4月以降とでは収入を年金額に反映させる計算式が大きく変わっているのですが、ここでは平成15年4月以降の制度での年金額をご紹介したいと思います。

ざっくりと加入期間中の平均給与がボーナスも含めて月々30万円の方の場合で概算の年金額をご紹介します。加入期間に応じて年金額は変わっていき、

10年 20.8万円

20年 41.5万円

30年 62.3万円

40年 83.1万円

といった額が1年あたりで貰えることになります。

国民年金も合わせて考えると、20~60歳までの平均給与がボーナスも含めて月々30万円だった方の場合、

約78万円(国民年金)+約83万円(厚生年金)
=約161万円

が1年間あたりで貰えるということになります。

当てにし過ぎてもいけないが


こうして考えると、平均給与が30万円の会社員の方が40年間年金を支払ったとしても、月々貰える金額は、

約161万円÷12ヶ月=約13.4万円

ということになりました。実際のところ生活費として考えると心もとない数字ですよね。さらに言えば、今後制度の変更などによって支給開始年齢が後ろ倒しされたり、年金額が減額される可能性も考えると年金だけを当てにし過ぎるのは危ないと言えます。

一方で、人生を終えるまで一定額のお金が入ってくる年金を軽視し過ぎるのも良くありません。月々10万円だったとしても、90歳まで生きるとしたら65歳から受け取れる年金額は、

10万円×12ヶ月×25年間
=3,000万円

です。どうせ当てにならないと年金を払わないでいることで、自助努力で貯めておかないお金は大きくなることは理解しておく必要があります。

少子高齢化が進み続けている日本では、年金との付き合い方は難しいものがありますが、ぜひ良いバランス感覚での付き合いを意識していただければと思います。


執筆者:渡邉亮

こちらのコラムは日々金融情報に触れて頂きたいという想いから継続して配信しています。あなたにとって大切な方にぜひご紹介ください。

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