株式会社AWARDの渡邉です。今回からは数回に分けて 年金 をテーマに書かせて頂きます。年金というと国内の人すべてが加入する制度である国民年金、会社員の方が加入する厚生年金、公務員の方が加入する共済年金などがありますよね。そしてさらには個人型確定拠出年金、企業型確定拠出年金、確定給付企業年金、厚生年金基金等があります。
まずはすべての方が加入する制度である国民年金について書いていきますね。国民年金の被保険者は3種類に分類されるのをご存知でしょうか??第1号被保険者から第3号被保険者まで分かれていますが、自分がどこに該当しているか知らない方も多いのではないでしょうか。
第1号被保険者…日本国内に住所のある20歳以上60歳未満の者(第2号、第3号を除く)
第2号被保険者…厚生年金保険適用事務所または共済組合加入の事務所に勤めている者
第3号被保険者…第2号被保険者の被扶養配偶者(20歳以上60歳未満)
というように分類されています。1号は主に個人事業主の方、2号は会社員や公務員の方、3号は会社員や公務員の方の扶養に入っている配偶者の方、ということになります。配偶者の方でも自分自身が働いている方は1号や2号に当てはまる場合が多いですね。
そして、国民年金の保険料は毎年上がっているのを知っていますか??平成27年の4月から平成28年の3月までは15,590円/月でしたが、4月からは16,260円/月です。平成18年度は13,860円/月でしたので、じわじわと月々の負担は上がり続けていることになります。これも少子高齢化の影響と言えるでしょう。なお国民年金の保険料を納付するのは3種類の被保険者のうち第1号被保険者のみとなります。第2号、第3号被保険者の方々へ給付される基礎年金の財源は、第2号被保険者が納付する厚生年金保険や共済年金の保険料により賄われることになっているからです。会社員や公務員の方は社会保険料として給料より最初から引かれているので、将来の年金のためにいくらぐらい払っているのか把握しておくと良いかもしれません。
次回は知っておくとお得な国民年金に関する制度をご紹介していく予定です。将来のことを考える上で欠かせない年金についての知識。ぜひ数回に渡ってお付き合い頂ければ幸いです。