確定拠出年金 のメリットとは?【年金】
2016.1.27

株式会社AWARDの渡邉です。
前回は確定拠出年金の概要について取り上げさせて頂きました。今回は確定拠出年金の持つメリットについて書いていきます。

確定拠出年金のメリットは大きく3つに分ける事ができます。それは、

・老後資金を積み立てることができること
・運用益に発生した分配金も売却益も非課税な上に節税もできること
・運用口座内で買える投資信託の手数料が安いこと

です。

まず1つ目の老後資金の積み立てができること、というのは当然ですよね。企業型確定拠出年金に加入している方ですと会社もお金を出してくれて老後資金の構築ができるというのは大きなメリットです。個人型に加入している方も、国民年金だけでは年金として心もとないと思った場合でも自分でお金を拠出して年金を作っていけるのは安心感があるでしょう。

2つ目のメリットは特に重要なので詳しく解説していきますね。
まず企業型確定拠出年金に対して会社が負担した掛金は、会社にとっては税金がかからない損金として処理することができます。さらに、企業型確定拠出年金に自分が拠出した掛金は全額が所得控除の対象となってきます。すると所得税、住民税といった税金や社会保険料を減らすことができてしまうのです。所得税などは収入から様々な控除を差し引いた後に残る課税所得をもとに計算されます。つまり確定拠出年金によって所得控除が増えると課税所得が減り節税につながる、ということですね。

個人型確定拠出年金も同様に拠出した掛金は全額が所得控除の対象です。例えば課税所得が400万円で企業年金がなく企業型確定拠出年金の制度もない方が個人型確定拠出年金に加入した場合を考えてみます。掛金の限度額は月額23,000円(年額27万6千円)ですので上限いっぱい使うことを想定します。すると全額が所得控除されますので、

400万円-27万6千円=372万4千円

が課税所得となります。もともとは課税所得が400万円だったのが、372万4千円に下がったことになります。すると、課税所得に対する所得税は約20%、住民税は10%ですので、

27万円6千円×30%=8万2千円8百円

約8万3千円も税金が安くなることになります。同じ給料のまま同様の拠出を30年続けた場合の節税額は、約250万円ほどになります。確定拠出年金で年金も作りつつ、払うはずだった税金を払わず手元のお金を増やせるのはメリットの大きい制度ですよね。さらにこの確定拠出年金は運用期間中に税金がかかりません。運用期間中に発生した利息や分配金、売却益はすべて非課税です。そして受け取る際にも、一時金で受け取る場合は退職所得控除が、年金として受け取る際には公的年金等控除が適用されます。入口から出口まで徹底的に税金面で優遇されている制度と言えるでしょう。

最後の3つ目のメリットは、わずかな差ではありますが確定拠出年金で選ぶことができる投資信託の手数料が一般的に販売されているものよりも安いということが挙げられます。以前投資信託をテーマに書いた際にも手数料に着目することがとても大切なことをご紹介しました。同じ内容の商品であれば手数料の安い商品の方が成果が出やすいので選択すべきですよね。

さて今回は確定拠出年金の3つのメリットをご紹介してきましたが、逆にデメリット等はないのでしょうか??次回はそんな確定拠出年金のデメリットについて解説していきます。

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