進むキャッシュレス化
2018.8.16

株式会社AWARDです。

すこし前の日経新聞の記事で『ATMの台数を2023年までに2割減らす』という方針を、都市銀最大手である三菱UFJ銀行が検討していることが記事になりました。この記事から今後の銀行業界について読み解いていきたいと思います。

キャッシュレス化と人員削減


最大手の都市銀である三菱UFJ銀行がATMの台数を減らすことを検討しているのは、キャッシュレス、つまり現金を介さない取引が年々増えてきているからです。三菱UFJのインターネットバンキングの利用客数は過去5年で4割増えたそうで、わずかな間の伸び率としてはかなりのものです。

またATMの台数だけでなく、三菱UFJは23年度までの中長期計画で、従来型の窓口を備えた店舗を半減させ、小型店などへの置き換えを進めることも表明しています。そして、店舗の減少とともに人員を削減していくこともすでに発表しており、今後10年間でおよそ1万人程度を削減することになっているようです。

政府の方針も


現金での取引を減らしていくキャッシュレス化の方針は、経済産業省からも出されています。日本はキャッシュレス比率が中国、韓国、北欧等々の海外の国々に比べて大きく後れをとっており、政府としてもそのことに焦りがあるようです。

現在の日本のキャッシュレス比率は約20%と言われていますが、経済産業省が2018年4月に発表した「キャッシュレス・ビジョン」では、2025年開催の大阪・関西万博に向けて、40%以上のキャッシュレス比率を目指すことを示しています。また、将来的には80%といったキャッシュレス比率を実現させることも、政府の考えにあるようです。

今後起こること


これらの流れから今後起こってくることとしては、以下のようなことが考えられます。

・銀行の再編と人員削減
・銀行のコンサルファーム化
・店舗窓口やATMの減少
・デジタル資産の台頭
・デジタル決済の利便化

世界と比べると金融業界の変化が緩やかな日本ですが、大きな潮流に飲まれる形でだんだんと業界の姿も変わってきています。都市銀行の方針は地方銀行や信用金庫などにも少なからず影響を与えるでしょうし、銀行は変革の時を迎えているようです。私たちも変化に柔軟に対応しながら、世の中が便利になっていく恩恵をしっかりと受けられるようにしたいものです。

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