所得控除の注意点?【生活】
2016.11.29

株式会社AWARDの渡邉です。前回はノーリスクで投資効果があるものとして、所得控除が認められる商品のお話を書かせて頂きました。仕組みを知っていて、ちょっとした工夫で税金が戻ってくるというのは嬉しいことだと思います。どんどん活用していきたいところですが、所得控除になってお金が貯まる商品にはある一定の特徴があります。本日は特に注意点を紹介したいと思います。

お金が貯まりつつ所得控除を受けられる身近な商品としては、

・生命保険
・確定拠出年金

の2つが挙げられるかと思います。

生命保険料控除は、所得税の控除が年間最大12万円、住民税からの控除が年間最大7万円得られます。生命保険の場合は貯蓄性が高いものを選ぶことで、税金を支払う額を少しずつ減らしながらお金を貯めるということを実現することができます。

生命保険、介護医療保険及び個人年金保険のそれぞれで年間保険料が8万円を超えると、所得税、住民税ともに控除枠を最大まで使うことができます。それぞれ8万円なので年間保険料としては24万円、月々の保険料としては20,000円ほどになるでしょうか。所得税率10%、住民税率10%の方の場合、

12万円×10%+7万円×10%=1万9千円

となるので20年の支払で38万円ほど税金が安くなることになります。すると20年間で支払う保険料は、

24万円×20年=480万円

ですので、全額お金が貯まっていた場合の投資効果としては、

38万円÷480万円×100%=7.9%

となります。20年間で7.9%と言われるとちょっとさびしい気もしますが、確実な投資効果としてはマイナス金利時代の現代では悪くないのかもしれません。

しかしここで注意したいのが、結局支払ったお金がしっかり貯まっていなければ意味がないということです。生命保険の特徴として途中で解約してしまった場合に元本割れをしてしまう場合がとても多いです。税金が減る効果を期待していても途中で解約すると損してしまうことがあるのです。つまり控除を狙っての生命保険への加入は自分のお金の流動性(お金の動かしやすさ)を大きく損なう可能性があるということですね。

さらに言うと、確定拠出年金も掛け金が全て所得控除になる非常にお得な商品なのですが、貯まっているお金が全て60歳まで引き出せない状態になるという特徴も持っています。こちらも流動性が非常に悪いのが大きな注意点であると言えるでしょう。控除が認められる商品は流動性が悪い、ということも理解した上で活用していけると良いのではないでしょうか。

カテゴリーから記事を探す