お金の価値観【運用】
2016.11.17

株式会社AWARDの渡邉です。日本人はなぜかお金に対する悪いイメージを持っているといわれることがあります。例えば諺でも、

『悪銭身につかず』

といったものがありますよね。悪いことをして得たお金は自分のものになりませんよ、といった意味の諺ですが、お金と悪というイメージが結びつけられてしまっています。こういったお金に対するイメージは歴史の中で少しずつきているようです。水戸黄門などのドラマでも悪代官様にお金を渡すシーンなどは良く見かけますよね。ドラマでも『お金=悪』という演出は良く行われます。

その一方でコツコツ働いたお金を貯めることは日本人の美徳とされています。日本の個人金融資産は総額1700兆円以上と言われますが、このうち半分以上は現金と預金です。資産の内訳を見るとアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどと比べ、投資されているお金の割合は非常に低く貯蓄にまわされている割合が非常に大きくなっています。つまりお金は汚いもの、という価値観がありつつも、

『お金を貯めるのは良いこと』

という考え方も合わせ持っているということになるでしょう。お金を貯めることは、江戸時代などにも『質素倹約』といった言葉で推奨されています。なんと倹約令という法律まで存在していました。そして第2次世界大戦のときには、戦費を賄うために『愛国貯金』といった形で今で言うゆうちょ銀行への貯金が政府として推奨されていました。ここで預け入れされたお金を利用して戦費が賄われた歴史があるのも知っていて良いのではないでしょうか。

こういった歴史が今の日本人のお金に対する価値観を作ってきたのは間違いないでしょう。そしてこの価値観は決して世界共通のものではない、というのも事実となります。『お金=汚いもの』という価値観と『貯蓄=美徳』という2つの価値観を同居させている日本人。こういった価値観に縛られないで自由になることも、お金と豊かに付き合うコツと言えるでしょう。

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